豊橋市スポーツアンバサダー1号に高田選手

　豊橋市は、スポーツ振興と地域活性化をＰＲする「とよはしスポーツアンバサダー」の第１号として、東京五輪の女子バスケットボールチーム主将で銀メダルの高田真希選手（デンソー）を選んだ。７日付で委嘱した。期間は年度末までで更新も予定している。
　地元出身など、市内にゆかりのあるスポーツ選手を対象に選ぶ。就任後は市のスポーツ交流事業への参加やＰＲなどに協力する。
　高田選手は市立津田小学校、北部中学校から桜花学園高校を経てデンソー入り。女子バスケ「Ｗリーグ」で今季、通算得点で歴代最多記録を更新した。五輪はリオデジャネイロ大会８位、代表主将で臨んだ東京大会で史上初の銀メダル獲得に貢献した。
　アンバサダー就任最初の仕事は、市内の飲食店や小売店のＰＲ動画への出演に決まった。新型コロナウイルス禍で厳しい経営環境に置かれる店舗を応援する。飲食店を訪れて実食したり、商品ＰＲコメントなどを撮影、ネット配信する。
　飲食ＰＲは、店内での実食と郵送した上での実食の二つのパターンで、各10店舗を募る。いずれも食材などの実費は店側の負担。申込書には店の基本情報のほか、高田選手にＰＲしてほしい商品の詳細や「コロナ禍での経営状況」「高田選手へのメッセージ」などを具体的に記入する。
　11日からメール（sports－s@city.toyohashi.lg.jp）か郵送での申し込み受け付けを始める。問い合わせは市「スポーツのまち」づくり課（０５３２・51・２３６７）へ。
【加藤広宣】