「110番の日」に東三河各地でイベント

　犯罪被害や事故など緊急通報「１１０番」の啓発活動が10日、各地であった。昨年１月から11月末までにあった１１０番は計52万２１９３件。うち緊急性のないものは26・５％で、急を要さない電話は「♯９１１０」に掛けるよう呼びかけた。

竹島水族館で蒲郡署

　蒲郡署は、竹島水族館でオタリアの「ラブ」に一日警察署長を委嘱し、来場者に正しい１１０番の使い方を呼びかけた。
　アシカショーの会場で桑名利幸署長が委嘱状を小林龍二館長に渡した。「ラブ」が警察官の帽子をかぶり、敬礼姿など披露した。
　同署は通報体験ができるブースを設置。交通事故や空き巣など複数の事例を用意して、署員の指示に従って使い方を教わった。親子で体験した伊藤知さん（５）は「面白かった」と笑顔で述べた。
【林大二朗】

道の駅「もっくる新城」で新城署

　新城署は新城市八束穂の道の駅「もっくる新城」でイベントを開催。署員13人が参加し、パトカー、白バイ、山岳救助などで使う災害対策車を展示した。
　署員は１１０番のほか、各種相談窓口の直通電話番号を書いたチラシを配った。子どもは白バイの試乗やマスコットキャラクター「コノハけいぶ」との触れ合いコーナーを楽しみ、記念撮影した。
　同署は「携帯電話からの通報が多くなっている。１１０番する時は、車やバイクを止めて安全を確保してほしい」と呼びかけている。
【安藤聡】