蒲郡初のパートナーシップ宣誓
同性カップルを家族に公式認定
蒲郡市で13日、市民2人がパートナーシップ宣誓をした。市内で初めて。鈴木寿明市長が宣誓書受領証と受領カードを渡した。
同性カップルの「結婚に相当する関係」を公認する制度。日本の民法は同性婚を認めていないが、自治体がパートナーと証明することで家族と公式に認められる。
市は2017年から、性的少数者のLGBTQへの理解を深める目的で市内の学校で出前授業を始めた。昨年6月には第3次市男女共同参画プランを策定し、基本理念の「多様な個性を生かした魅力のあるまち」を実現するため、今月4日にパートナーシップ制度を導入した。県内では西尾、豊明、豊橋、豊田に次いで5番目。
蒲郡で第1号となったのは女性(38)と、トランスジェンダー(37)。戸籍上は女性だが心が男性だ。2人が宣誓を交わした。家族と認められないと、入院した際に面会できないなどの制約があると考え、制度を利用することにしたという。
8年前から交際を始め、蒲郡でパートナーシップ制度ができることを待ち望んでいた。13日は交際開始の記念日。仕事始めの4日に担当課に連絡し、必要書類を提出して宣誓が認められた。
この日、鈴木市長から受領証が交付され、女性は「これから2人で暖かい家庭を作っていければ」と話した。パートナーは「8年待った。宣誓できてうれしい」と述べた。今後は2人で市営住宅への入居が可能となるなど「家族」と同じサービスが受けられる。
市協働まちづくり課の松井英樹課長は「誰もが自分らしく生き生きと暮らせるような社会を目指します」と話した。市民への理解を深めるため、講演会などの活動を続けるという。
豊橋市では昨年4月に制度が導入され、これまでに5組が宣誓し、認められた。
【林大二朗】
同性カップルを家族に公式認定
蒲郡市で13日、市民2人がパートナーシップ宣誓をした。市内で初めて。鈴木寿明市長が宣誓書受領証と受領カードを渡した。
同性カップルの「結婚に相当する関係」を公認する制度。日本の民法は同性婚を認めていないが、自治体がパートナーと証明することで家族と公式に認められる。
市は2017年から、性的少数者のLGBTQへの理解を深める目的で市内の学校で出前授業を始めた。昨年6月には第3次市男女共同参画プランを策定し、基本理念の「多様な個性を生かした魅力のあるまち」を実現するため、今月4日にパートナーシップ制度を導入した。県内では西尾、豊明、豊橋、豊田に次いで5番目。
蒲郡で第1号となったのは女性(38)と、トランスジェンダー(37)。戸籍上は女性だが心が男性だ。2人が宣誓を交わした。家族と認められないと、入院した際に面会できないなどの制約があると考え、制度を利用することにしたという。
8年前から交際を始め、蒲郡でパートナーシップ制度ができることを待ち望んでいた。13日は交際開始の記念日。仕事始めの4日に担当課に連絡し、必要書類を提出して宣誓が認められた。
この日、鈴木市長から受領証が交付され、女性は「これから2人で暖かい家庭を作っていければ」と話した。パートナーは「8年待った。宣誓できてうれしい」と述べた。今後は2人で市営住宅への入居が可能となるなど「家族」と同じサービスが受けられる。
市協働まちづくり課の松井英樹課長は「誰もが自分らしく生き生きと暮らせるような社会を目指します」と話した。市民への理解を深めるため、講演会などの活動を続けるという。
豊橋市では昨年4月に制度が導入され、これまでに5組が宣誓し、認められた。
【林大二朗】