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「塞王の楯」題字を手掛けた鈴木愛さん

「塞王の楯」と自身が題字を手掛けた作品の載った「小説すばる」を持つ鈴木さん=豊橋市内で
「塞王の楯」と自身が題字を手掛けた作品の載った「小説すばる」を持つ鈴木さん=豊橋市内で
鈴木さんによるタイトル文字
鈴木さんによるタイトル文字

 「第166回直木賞」に今村翔吾氏の「塞王の楯」が輝いた。作品が集英社「小説すばる」で連載されていた時、タイトル文字を手掛けていたのは豊橋市のデザイン書道作家、鈴木愛さんだ。今村氏の快挙に鈴木さんは「受賞を知り、飛び上がって喜びました。少しでもこの作品に携われたことは光栄の極みです」と感激する。
 「塞王の楯」は、戦国時代の近江・大津城を舞台に、石垣作りの職人集団と鉄砲職人集団との攻防を描いた作品で、「小説すばる」には2019年8月号から21年8月号まで連載された。
 鈴木さんが題字を書くきっかけは、今村氏が「筆文字」を希望したこと。挿絵は水墨画の技法を使うイラストレーター「渡邊ちょんと」さんに決まっており、水墨画に合う筆文字が描ける人として推薦されたという。
 ちょんとさんは鈴木さんが以前から憧れていた作家で、「すばる」の話が来る前に縁あって交流が生まれていた。豊橋筆で絵を描いていることから、一緒に豊橋筆の工房に足を運んだり、田原市の潮音寺に出かけたりしたという。
 今村氏から「力強い雰囲気が前面に出た題字」との要望があり、「塞」の文字については「人々を戦から守る城壁の物語なので、ちょっとだけ丸みを持たせた、包み込むようなイメージの文字を」と依頼された。濃墨とかすれが印象的な文字で、「第1話を装画を見ながら読み進めると、物語の世界にぐいぐい引き込まれました。読了後すぐに題字のイメージが浮かび、筆を走らせました」と振り返る。
 「私は小説すばる連載時のタイトルを担当しただけですが、先生の思いを伺って表現した文字で、その分思い入れもひとしおでした。せんえつながら身内のような気持ちで喜びがあふれました」と鈴木さん。「塞王の楯」のタイトルロゴは、一昨年の「第20回日本デザイン書道大賞」でアートバンク賞も受けており、「これもご縁あってのこと。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。
【田中博子】

 「第166回直木賞」に今村翔吾氏の「塞王の楯」が輝いた。作品が集英社「小説すばる」で連載されていた時、タイトル文字を手掛けていたのは豊橋市のデザイン書道作家、鈴木愛さんだ。今村氏の快挙に鈴木さんは「受賞を知り、飛び上がって喜びました。少しでもこの作品に携われたことは光栄の極みです」と感激する。
 「塞王の楯」は、戦国時代の近江・大津城を舞台に、石垣作りの職人集団と鉄砲職人集団との攻防を描いた作品で、「小説すばる」には2019年8月号から21年8月号まで連載された。
 鈴木さんが題字を書くきっかけは、今村氏が「筆文字」を希望したこと。挿絵は水墨画の技法を使うイラストレーター「渡邊ちょんと」さんに決まっており、水墨画に合う筆文字が描ける人として推薦されたという。
 ちょんとさんは鈴木さんが以前から憧れていた作家で、「すばる」の話が来る前に縁あって交流が生まれていた。豊橋筆で絵を描いていることから、一緒に豊橋筆の工房に足を運んだり、田原市の潮音寺に出かけたりしたという。
 今村氏から「力強い雰囲気が前面に出た題字」との要望があり、「塞」の文字については「人々を戦から守る城壁の物語なので、ちょっとだけ丸みを持たせた、包み込むようなイメージの文字を」と依頼された。濃墨とかすれが印象的な文字で、「第1話を装画を見ながら読み進めると、物語の世界にぐいぐい引き込まれました。読了後すぐに題字のイメージが浮かび、筆を走らせました」と振り返る。
 「私は小説すばる連載時のタイトルを担当しただけですが、先生の思いを伺って表現した文字で、その分思い入れもひとしおでした。せんえつながら身内のような気持ちで喜びがあふれました」と鈴木さん。「塞王の楯」のタイトルロゴは、一昨年の「第20回日本デザイン書道大賞」でアートバンク賞も受けており、「これもご縁あってのこと。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。
【田中博子】

「塞王の楯」と自身が題字を手掛けた作品の載った「小説すばる」を持つ鈴木さん=豊橋市内で
「塞王の楯」と自身が題字を手掛けた作品の載った「小説すばる」を持つ鈴木さん=豊橋市内で
鈴木さんによるタイトル文字
鈴木さんによるタイトル文字

カテゴリー:社会・経済

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