コロナ新規陽性者 県内過去最多の3187人

豊橋は3日連続100人超の102人

　県は21日、３１８７人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。再陽性43人を含む。２日連続で３０００人を超え、過去最多となった。豊橋市は１０２人で３日連続で１００人を超えた。大村秀章知事は一日の数値が連日、過去最多を更新する状況を踏まえ「この状況が続けば、そう遠くない時期に緊急事態宣言に追い込まれるのではないか」との見通しを示した。
　３１８７人の内訳は、名古屋市が１４６１人（再陽性28）、岡崎市が１００人（同１）、一宮市が１１９人、豊田市が１７９人（同１）、その他が１２２６人（同12）。豊橋市は10歳未満から90歳以上の男女（同１）。16人は知人からの、28人は家族からの感染。感染経路不明は58人。大半が軽症でほかは無症状。高齢者２人が入院し、１人が宿泊療養施設に入る。ほかは自宅で療養する。
　一方、20日に陽性と発表された３０７４人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の１５２人のほかに、豊川市が10歳未満から90代の１３６人、蒲郡市が10歳未満から90代の34人（再陽性１）、新城市が10歳未満から60代の９人、田原市が10歳未満から60代の６人。豊川市の急増が目立つ。
　７日間の平均値で示す県の指標によると、入院患者は２０４・３人、新規陽性者は１８４９・４人、入院患者のうち重症者は１・４人、新規陽性者のうちの高齢者は74・９人、陽性率は９・３％。
　20日現在の確保病床入院は２５３人、入院調整は１人、施設入所は７７５人、自宅療養は９８５８人。
【山田一晶】