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豊橋市が「地域猫」支援策拡充

不妊・去勢手術のために捕獲された猫(提供)
不妊・去勢手術のために捕獲された猫(提供)

 豊橋市は、飼い主のいない猫(野良猫)を減らし、「地域猫」とするための不妊・去勢手術費用について、新年度予算で助成枠を310万円に倍増する。今年度の申請要件の緩和に伴い、希望者が急増したためだ。
 新年度予算では市の「地域猫不妊去勢手術補助金」の助成限度額を倍増する。雌の不妊手術費は1匹あたり1万円から1万5000円に、雄の去勢手術費を5000円から1万円に増やす。
 背景には、今年度実施した申請要件の一部緩和で希望者が増えたことにある。必須だった「自治会長の印鑑」と「猫の写真」が不要になった。
 市保健所・保健センターによると今年度は昨年12月末で雌87匹、雄45匹の申請があり、8月末には打ち切るほど希望者が増えたという。
 これまで自治会長の理解が得られず、申請を断念する人も多かったという。また、手術対象となる猫の写真撮影も簡単には運ばず、これらの要件が申請の障壁を高めておいた。ハードルが下がったことで申請数が飛躍的に増えたとみられる。
 今後の申請増に備えて、雌の不妊手術は150匹、雄の去勢手術を85匹まで増やして要望に応えるという。生活衛生課では「今年度は途中で予算枠が尽きたが、倍増で支援したい」と話している。
【加藤広宣】

 豊橋市は、飼い主のいない猫(野良猫)を減らし、「地域猫」とするための不妊・去勢手術費用について、新年度予算で助成枠を310万円に倍増する。今年度の申請要件の緩和に伴い、希望者が急増したためだ。
 新年度予算では市の「地域猫不妊去勢手術補助金」の助成限度額を倍増する。雌の不妊手術費は1匹あたり1万円から1万5000円に、雄の去勢手術費を5000円から1万円に増やす。
 背景には、今年度実施した申請要件の一部緩和で希望者が増えたことにある。必須だった「自治会長の印鑑」と「猫の写真」が不要になった。
 市保健所・保健センターによると今年度は昨年12月末で雌87匹、雄45匹の申請があり、8月末には打ち切るほど希望者が増えたという。
 これまで自治会長の理解が得られず、申請を断念する人も多かったという。また、手術対象となる猫の写真撮影も簡単には運ばず、これらの要件が申請の障壁を高めておいた。ハードルが下がったことで申請数が飛躍的に増えたとみられる。
 今後の申請増に備えて、雌の不妊手術は150匹、雄の去勢手術を85匹まで増やして要望に応えるという。生活衛生課では「今年度は途中で予算枠が尽きたが、倍増で支援したい」と話している。
【加藤広宣】

不妊・去勢手術のために捕獲された猫(提供)
不妊・去勢手術のために捕獲された猫(提供)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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