蒲郡の小学校給食に揚げ半「丸っとエビ太郎」
蒲郡市学校給食課は17日、市内小学校の給食に、県立三谷水産高校の生徒が考案した揚げ半「丸っとエビ太郎」を提供した。
三谷水産はSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みとして食品ロスや環境保護などの活動に積極的に参加している。その中で水産食品科の生徒は、蒲郡で水揚げされる深海エビ「ジンケンエビ」の食品化を考えた。
甘エビの代用に地元で食べられていたジンケンエビは、劣化が早いなどの理由で市場に出回ることがあまりなかった。
今回、すべてを有効活用しようとエビを粉末状にして練り物に加えた。ヤマサちくわが協力し、試行錯誤を重ねて揚げ半が完成した。親しみを感じてもらうため「丸っとエビ太郎」と命名した。
生徒らはSDGsの取り組みや子どもらに深海魚について知ってもらおうと市学校給食課に相談。職員は生徒の熱意を感じ、試食の結果、市内の小中学校に提供できると判断した。
この日は、蒲郡商工会議所青年部が市内の水産業を盛り上げる目的で毎月17日に制定している「地魚の日」。市立三谷小学校では給食を前に、栄養教諭の笹野麻知世さんが、校内放送でエビ太郎を紹介した。
5年1組では開発に携わった水産食品科の生徒と直接リモートをつないだ。児童は食べながら「エビの匂いや風味がよかった」などと、画面越しに見守る生徒に感想を伝えた。
【林大二朗】
蒲郡市学校給食課は17日、市内小学校の給食に、県立三谷水産高校の生徒が考案した揚げ半「丸っとエビ太郎」を提供した。
三谷水産はSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みとして食品ロスや環境保護などの活動に積極的に参加している。その中で水産食品科の生徒は、蒲郡で水揚げされる深海エビ「ジンケンエビ」の食品化を考えた。
甘エビの代用に地元で食べられていたジンケンエビは、劣化が早いなどの理由で市場に出回ることがあまりなかった。
今回、すべてを有効活用しようとエビを粉末状にして練り物に加えた。ヤマサちくわが協力し、試行錯誤を重ねて揚げ半が完成した。親しみを感じてもらうため「丸っとエビ太郎」と命名した。
生徒らはSDGsの取り組みや子どもらに深海魚について知ってもらおうと市学校給食課に相談。職員は生徒の熱意を感じ、試食の結果、市内の小中学校に提供できると判断した。
この日は、蒲郡商工会議所青年部が市内の水産業を盛り上げる目的で毎月17日に制定している「地魚の日」。市立三谷小学校では給食を前に、栄養教諭の笹野麻知世さんが、校内放送でエビ太郎を紹介した。
5年1組では開発に携わった水産食品科の生徒と直接リモートをつないだ。児童は食べながら「エビの匂いや風味がよかった」などと、画面越しに見守る生徒に感想を伝えた。
【林大二朗】