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豊橋市のアリーナ構想が一歩前進

豊橋市がまとめた新アリーナ構想のコンセプト
豊橋市がまとめた新アリーナ構想のコンセプト

 豊橋市が進めている新アリーナ構想が一歩前進した。先月には、佐原光一市長が政府の未来投資会議で構想を説明。国はスポーツや農業関係の施設等を2025年までに全国20カ所を整備する方針で、関係者の中には豊橋の新アリーナ計画が国の整備計画に採択される可能性が高いと見る向きもある。一方で建設実現には市民の盛り上がりが不可欠で、現状では欠けるとの声も出ている。
 未来投資会議はスポーツ施設や農業で地域活性化を目指す「ローカル・アベノミクス」の実現に向けて議論する会議。座長は安倍晋三首相が務めており、佐原市長は安倍首相の前で構想を説明した。
 同構想では、2020年代はじめに豊橋公園内に新アリーナの建設を目指している。具体的には、スポーツやコンサートなどを行う「メインアリーナ」と、市民がスポーツ大会や様々な活動を行う「サブアリーナ」をつくる。
 メインアリーナは、バスケットボールBリーグの三遠ネオフェニックスの新本拠地になるほか、バスケット以外の室内プロスポーツ大会、有名歌手のコンサート、大きな会議や集会などのコンベンションの開催を行う計画。市内外から大勢の集客を見込み、市中心部の活性化も目指す。
 ローカル・アベノミクスに採択されることで、都市公園内で営利団体(民間事業者)の施設運用を可能にする、民間が公共施設の建設に資金を出しやすくする税の仕組みなどの規制緩和が期待される。建物の大きさ、収容人員などは現時点で決まっていない。
 一方でアリーナ建設に向けて市民の盛り上がりに欠けているの声もある。その1つがフェニックスの入場者で、27節終了時(4月11日時点)で見ると1試合当たりの平均入場者は2362人で、Bリーグ1部の18チーム中12位。
 1位の千葉は4492人、2位の栃木は3309人で、チーム関係者の1人は「千葉や栃木は、バスケットを地域の活性化に役立てる手段として本気で取り組んでいる」とし、「アリーナ建設に向けて、フェニックスの入場者を増やす努力が不可欠」と訴える。
(竹下貴信)

 豊橋市が進めている新アリーナ構想が一歩前進した。先月には、佐原光一市長が政府の未来投資会議で構想を説明。国はスポーツや農業関係の施設等を2025年までに全国20カ所を整備する方針で、関係者の中には豊橋の新アリーナ計画が国の整備計画に採択される可能性が高いと見る向きもある。一方で建設実現には市民の盛り上がりが不可欠で、現状では欠けるとの声も出ている。
 未来投資会議はスポーツ施設や農業で地域活性化を目指す「ローカル・アベノミクス」の実現に向けて議論する会議。座長は安倍晋三首相が務めており、佐原市長は安倍首相の前で構想を説明した。
 同構想では、2020年代はじめに豊橋公園内に新アリーナの建設を目指している。具体的には、スポーツやコンサートなどを行う「メインアリーナ」と、市民がスポーツ大会や様々な活動を行う「サブアリーナ」をつくる。
 メインアリーナは、バスケットボールBリーグの三遠ネオフェニックスの新本拠地になるほか、バスケット以外の室内プロスポーツ大会、有名歌手のコンサート、大きな会議や集会などのコンベンションの開催を行う計画。市内外から大勢の集客を見込み、市中心部の活性化も目指す。
 ローカル・アベノミクスに採択されることで、都市公園内で営利団体(民間事業者)の施設運用を可能にする、民間が公共施設の建設に資金を出しやすくする税の仕組みなどの規制緩和が期待される。建物の大きさ、収容人員などは現時点で決まっていない。
 一方でアリーナ建設に向けて市民の盛り上がりに欠けているの声もある。その1つがフェニックスの入場者で、27節終了時(4月11日時点)で見ると1試合当たりの平均入場者は2362人で、Bリーグ1部の18チーム中12位。
 1位の千葉は4492人、2位の栃木は3309人で、チーム関係者の1人は「千葉や栃木は、バスケットを地域の活性化に役立てる手段として本気で取り組んでいる」とし、「アリーナ建設に向けて、フェニックスの入場者を増やす努力が不可欠」と訴える。
(竹下貴信)

豊橋市がまとめた新アリーナ構想のコンセプト
豊橋市がまとめた新アリーナ構想のコンセプト

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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