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蒲郡市が野良猫不妊・去勢費補助へ

捕獲器に入る野良猫(がまごおり地域猫の会提供)
捕獲器に入る野良猫(がまごおり地域猫の会提供)
常会での猫の勉強会(昨年10月)
常会での猫の勉強会(昨年10月)
蒲郡市が公開している地域猫事業の説明
蒲郡市が公開している地域猫事業の説明

新年度予算案へ計上

 蒲郡市の新年度予算案に、飼い主のいない猫(野良猫)の不妊・去勢手術に対する補助金が計上された。事業費は147万円。野良猫の多さが以前から指摘されていた。市議会で可決されれば、4月からスタートする。
 事業は手術費の補助と、捕獲器の貸し出しからなる。野良猫は捕獲して手術のうえ、元の場所に戻す(TNR活動)。手術を終えた証しとして、雄は右耳、雌は左耳にカットを入れる。そのうえで、地域ぐるみで餌とトイレの世話をする。猫の縄張り意識を利用して外部からの猫の流入を防ぐ。繁殖しないため一代限りの命となり、猫は自然に減っていく。外猫の寿命は短く、数年で活動は終わるとされている。
 事前に「地域猫活動団体」として市に登録が必要。捕獲器は1団体に2台まで、1カ月間貸し出す。補助金額は雌が1万円、雄が5000円。
 蒲郡市内には地域猫活動をするボランティア団体がなかったが、昨年1月に「がまごおり地域猫の会」が初めてできた。市議の喚田孝博さんと、鈴木将浩さんらが中心に、地域猫活動の普及を続けている。予算化のきっかけは、鈴木さんが昨年9月の市議会で猫を取り上げた一般質問だった。会はすでに4常会で勉強会を済ませたという。市環境清掃課は「会の活動による猫の捕獲実績から予算額を決めた」と話している。
 鈴木さんは「『がまごおり地域猫の会』が関わっただけでも、5地域で75匹の手術をしました。まだまだ他地域からの要望や個人的な相談が後を絶たないとも聞いています。このような状況で、市が手術の補助金制度を設けてくれたことはうれしく思います。地域猫活動は地域の皆さまの理解と行動が必要不可欠です。蒲郡市では始まったばかりの取り組みです。引き続きこの問題には関わっていきたいと思います」とのコメントを寄せた。
【山田一晶】

新年度予算案へ計上

 蒲郡市の新年度予算案に、飼い主のいない猫(野良猫)の不妊・去勢手術に対する補助金が計上された。事業費は147万円。野良猫の多さが以前から指摘されていた。市議会で可決されれば、4月からスタートする。
 事業は手術費の補助と、捕獲器の貸し出しからなる。野良猫は捕獲して手術のうえ、元の場所に戻す(TNR活動)。手術を終えた証しとして、雄は右耳、雌は左耳にカットを入れる。そのうえで、地域ぐるみで餌とトイレの世話をする。猫の縄張り意識を利用して外部からの猫の流入を防ぐ。繁殖しないため一代限りの命となり、猫は自然に減っていく。外猫の寿命は短く、数年で活動は終わるとされている。
 事前に「地域猫活動団体」として市に登録が必要。捕獲器は1団体に2台まで、1カ月間貸し出す。補助金額は雌が1万円、雄が5000円。
 蒲郡市内には地域猫活動をするボランティア団体がなかったが、昨年1月に「がまごおり地域猫の会」が初めてできた。市議の喚田孝博さんと、鈴木将浩さんらが中心に、地域猫活動の普及を続けている。予算化のきっかけは、鈴木さんが昨年9月の市議会で猫を取り上げた一般質問だった。会はすでに4常会で勉強会を済ませたという。市環境清掃課は「会の活動による猫の捕獲実績から予算額を決めた」と話している。
 鈴木さんは「『がまごおり地域猫の会』が関わっただけでも、5地域で75匹の手術をしました。まだまだ他地域からの要望や個人的な相談が後を絶たないとも聞いています。このような状況で、市が手術の補助金制度を設けてくれたことはうれしく思います。地域猫活動は地域の皆さまの理解と行動が必要不可欠です。蒲郡市では始まったばかりの取り組みです。引き続きこの問題には関わっていきたいと思います」とのコメントを寄せた。
【山田一晶】

捕獲器に入る野良猫(がまごおり地域猫の会提供)
捕獲器に入る野良猫(がまごおり地域猫の会提供)
常会での猫の勉強会(昨年10月)
常会での猫の勉強会(昨年10月)
蒲郡市が公開している地域猫事業の説明
蒲郡市が公開している地域猫事業の説明

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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