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「名号温泉うめの湯」 新城市が地元自治会に譲渡へ

休業中の「名号温泉うめの湯」=新城市名号で
休業中の「名号温泉うめの湯」=新城市名号で

 新城市は9日、現在休業している日帰り温泉施設「名号温泉うめの湯」を地元の名号区自治会へ譲渡する方針を示した。市議会3月定例会で丸山隆弘氏の一般質問で答弁した。指定管理者「名号事業組合」の経営難で休業しており、管理期間は今月末で終了する。
 大島ダム建設に伴う水源地域振興事業として、旧鳳来町が2001年5月3日に国道151号沿いでオープン。地元住民でつくる組合が受託して業務を始め、05年の新城市への合併後には指定管理者制度で組合が運営を継続してきた。利用者も減少し、施設の老朽化で維持管理が困難な状況となり、10年度から赤字が継続して内部留保による補てんをしていた。温泉整備時の99年に鳳来町と名号区で交わした確約書には「行政は赤字補てんしない」とあった。昨年12月から休業している。
 丸山氏は温泉施設の再活用について質問。西村仁志企画部長は「今後、市の条例で定める施設の廃止を進め、名号区自治会へ施設譲渡について打診する。不要と回答があった場合は民間事業者の利用や譲渡などの方法を踏まえ、地元の活性化策を考えたい」と答えた。昨年11月以降、民間事業者7社から問い合わせがあったという。
【安藤聡】

 新城市は9日、現在休業している日帰り温泉施設「名号温泉うめの湯」を地元の名号区自治会へ譲渡する方針を示した。市議会3月定例会で丸山隆弘氏の一般質問で答弁した。指定管理者「名号事業組合」の経営難で休業しており、管理期間は今月末で終了する。
 大島ダム建設に伴う水源地域振興事業として、旧鳳来町が2001年5月3日に国道151号沿いでオープン。地元住民でつくる組合が受託して業務を始め、05年の新城市への合併後には指定管理者制度で組合が運営を継続してきた。利用者も減少し、施設の老朽化で維持管理が困難な状況となり、10年度から赤字が継続して内部留保による補てんをしていた。温泉整備時の99年に鳳来町と名号区で交わした確約書には「行政は赤字補てんしない」とあった。昨年12月から休業している。
 丸山氏は温泉施設の再活用について質問。西村仁志企画部長は「今後、市の条例で定める施設の廃止を進め、名号区自治会へ施設譲渡について打診する。不要と回答があった場合は民間事業者の利用や譲渡などの方法を踏まえ、地元の活性化策を考えたい」と答えた。昨年11月以降、民間事業者7社から問い合わせがあったという。
【安藤聡】

休業中の「名号温泉うめの湯」=新城市名号で
休業中の「名号温泉うめの湯」=新城市名号で

カテゴリー:政治・行政

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