豊川観光案内所が移転オープン

　豊川市観光協会（日比嘉男会長）が運営する豊川稲荷門前の「豊川市観光案内所」が１日、移転オープンした。引っ越し先は商店が立ち並ぶ駅前通りのスクランブル交差点の角（旭町）で、歩行者や車の通りが多い場所。さらなる観光ＰＲの活性化へ効果が期待される。
　10年前まで飲食店「むさ志」があった建物を借り、店内には市内の観光スポットや祭事、自然などをＰＲするポスターや、過去に訪れた著名人の直筆サインを展示。ゆるキャラ・いなりんのグッズなども販売し、協会スタッフ１人が常駐する。昔ながらのレトロな外観と内装で、畳に腰掛けて休憩することもでき、授乳コーナーもある。
　３月まで16年間営業した旧案内所は表参道沿いにあった空き家を借りていたが、賃貸契約が切れ、築１００年以上と老朽化による耐震に問題があったことから移転した。
　新店舗の位置はＪＲ豊川駅や、大駐車場方面から歩いてきた観光客に目に付きやすく、店内も広くなった。むさ志を経営していた近藤美恵子さん（69）は「使ってもらえてありがたい。たくさんの人に来てもらって、また以前のようににぎわってほしい」と期待した。
　営業時間は午前９時～午後４時。問い合わせは同案内所（０５３３・89・２４１１）へ。
（由本裕貴）