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豊橋技科大、ジェンダーギャップ解消へ

今年度新設した「ダイバーシティ推進センター」=豊橋技術科学大学で
今年度新設した「ダイバーシティ推進センター」=豊橋技術科学大学で
豊橋技科大、ジェンダーギャップ解消へ

 豊橋技術科学大学が昨年度実施したジェンダーギャップの学内意識調査によると、自然科学系のSTEM(科学、技術、工学、数学の総称)分野での女性活躍について男女間で意識に差があることが分かった。大学では今年度から新組織として「ダイバーシティ推進センター」を設け、国の支援も受けて多様性に理解のある技術系人材の育成を進める。
 調査はSTEM分野でのジェンダーギャップについて昨年8~9月にウェブで実施し、161人が答えた。STEM分野での①女子学生や女性研究者を増やす必要性②資質と能力の男女差③進路選択時の差-についての考えを聞いた。
 女性を増やす必要性を肯定したのは女子学生の73%に対し、男子は57%だった。資質や能力差の有無は「ない」が7割超(女子79%、男子71%)だったが、進路選択の差について女子の65%が「ある」と感じたのに対し男子は36%だった。
 センターを担当する中野裕美副学長は、①と③について男子学生の3割超が「わからない」と回答した点に触れ「性差の不均衡を感じず過ごしてきた学生が多い」と今後の課題を挙げた。
 大学では推進本部だった組織をセンターに改めた。社会福祉士の資格も持つジェンダーに詳しい専任教員を配置。相談やミーティングができるしつらえで、教職員の現場対応など個別の相談にも応じられる体制を整えた。「男らしさ」「女らしさ」ではなく「自分らしさ」を新たなテーマに取り組むという。

「モヤモヤした言葉」豊橋市が市民から募る
 豊橋市は男女共同参画社会の推進へ、性差固定につながる男女間の「モヤモヤした言葉」を市民から募る。優秀作品をホームぺージや市民ギャラリーで公開する。
 世間に根強く残る「男は仕事、女は家庭」「男らしさ、女らしさ」などの性別役割分担意識を助長する言葉にコメントを添えた作品を募る。
 市内在住のほか、在勤か在学者が対象。応募作品は市民協働推進課宛ての電子申請=QRコード=か、メールや郵送、ファクスで5月22日まで受け付ける。問い合わせは市民協働推進課(0532・51・2373)へ。
【加藤広宣】

 豊橋技術科学大学が昨年度実施したジェンダーギャップの学内意識調査によると、自然科学系のSTEM(科学、技術、工学、数学の総称)分野での女性活躍について男女間で意識に差があることが分かった。大学では今年度から新組織として「ダイバーシティ推進センター」を設け、国の支援も受けて多様性に理解のある技術系人材の育成を進める。
 調査はSTEM分野でのジェンダーギャップについて昨年8~9月にウェブで実施し、161人が答えた。STEM分野での①女子学生や女性研究者を増やす必要性②資質と能力の男女差③進路選択時の差-についての考えを聞いた。
 女性を増やす必要性を肯定したのは女子学生の73%に対し、男子は57%だった。資質や能力差の有無は「ない」が7割超(女子79%、男子71%)だったが、進路選択の差について女子の65%が「ある」と感じたのに対し男子は36%だった。
 センターを担当する中野裕美副学長は、①と③について男子学生の3割超が「わからない」と回答した点に触れ「性差の不均衡を感じず過ごしてきた学生が多い」と今後の課題を挙げた。
 大学では推進本部だった組織をセンターに改めた。社会福祉士の資格も持つジェンダーに詳しい専任教員を配置。相談やミーティングができるしつらえで、教職員の現場対応など個別の相談にも応じられる体制を整えた。「男らしさ」「女らしさ」ではなく「自分らしさ」を新たなテーマに取り組むという。

「モヤモヤした言葉」豊橋市が市民から募る
 豊橋市は男女共同参画社会の推進へ、性差固定につながる男女間の「モヤモヤした言葉」を市民から募る。優秀作品をホームぺージや市民ギャラリーで公開する。
 世間に根強く残る「男は仕事、女は家庭」「男らしさ、女らしさ」などの性別役割分担意識を助長する言葉にコメントを添えた作品を募る。
 市内在住のほか、在勤か在学者が対象。応募作品は市民協働推進課宛ての電子申請=QRコード=か、メールや郵送、ファクスで5月22日まで受け付ける。問い合わせは市民協働推進課(0532・51・2373)へ。
【加藤広宣】

今年度新設した「ダイバーシティ推進センター」=豊橋技術科学大学で
今年度新設した「ダイバーシティ推進センター」=豊橋技術科学大学で
豊橋技科大、ジェンダーギャップ解消へ

カテゴリー:社会・経済

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