GWは晴天に泳ぐこいのぼり期待

　大型連休も間もなく。東三河の各地では、こいのぼりが姿を見せ始めた。今週は25日は晴れるが、その後は雨がちの日が続きそうだ。爽やかに晴れた空の下で泳ぐ姿を待ち望んでいる。

豊橋市民俗資料収蔵室に登場

　豊橋市多米町の「豊橋市民俗資料収蔵室」に今年も、地元多米校区の住民らから寄せられたこいのぼりがお目見えした。緑に囲まれた木造校舎を前に、校庭を横切る形でカラフルなこいのぼりや吹き流しが大きく舞い、訪れた人たちを楽しませている。
　以前は国旗掲揚塔で飾り、ポールが折れてから数年間は中断していた。地元の文化協会や校区自治会の提案で一昨年から校庭に飾り始め、好評だったことから昨年は校区住民に寄贈を呼びかけてこいのぼりの数を増やした。今年も引き続き校庭に掲げ、施設内の壁にも飾っている。
　「新型コロナウイルス禍でまだまだイベントも少ない。多くの皆さんに見てもらえたら」と同校区の川本恭久自治会長。５月末まで展示する予定という。
【田中博子】

豊川の音羽川に50匹

　豊川市立西部中学校前を流れる音羽川の上に24日、50匹のこいのぼりが流された。５月５日のこどもの日まで泳ぎ続ける。
　毎年の恒例行事。地元有志が続けている。２０１９年には桜の花と競演していたが、昨年からやや遅くなったようだ。
　午前８時頃から作業が続き、昼前には終わった。岡本橋の下流の両岸に４本のワイヤが渡され、、大小色とりどりのこいのぼりが並んだ。ただ、この日はあいにくの雨模様。風もなく、こいのぼりがたなびく姿は見られなかった。
　晴れの日には弘法山を背景に、緑を映した音羽川の上をこいのぼりが悠々と泳ぐ姿が楽しめるという。
【山田一晶】