「愛知丸」が蒲郡出港 三谷水産高生徒たち乗船実習

　県立三谷水産高校（蒲郡市三谷町、丸﨑敏夫校長）の実習船「愛知丸」＝２９９㌧＝が８日、今年度第１次乗船実習のため蒲郡市の竹島ふ頭を出港した。７月６日までの計60日間、カツオ一本釣りや寄港地の企業で実習も行う。
　この日午後３時20分、ふ頭で約４５０人の生徒が見守る中、出航式が行われた。丸﨑校長は「海洋立国日本を支える人材に向け、シーマンシップを身につけてほしい」と激励。乗船する生徒代表の海洋科学科３年・後藤夏輝君は「実習を通してチームワークや海洋技術をしっかりと学んできます」とあいさつした。
　愛知丸での実習には海洋科学科海洋工学コース３年18人、専攻科１年12人が参加、乗船した。沖縄の那覇や長崎で実習、太平洋でのカツオ一本釣り、北海道や香川の高松などを行う。帰港までの間中には二度蒲郡に戻り、再び出港する。
（安藤聡）