豊橋・伊古部でササユリが開花

　豊橋市伊古部町の「ささゆりの里」で、ササユリが開花した。今月末が見頃という。
　太平洋沿岸の傾斜地にある。１９５０年代まで群生していたササユリを再生しようと、地元住民が保全活動に励む。93年に１株から種を取り、現在は３０００株以上に増えた。見頃になれば遊歩道の近くで観賞したり、高い場所からまとまって咲く姿を見渡したりと楽しめる。
　管理する「伊古部町笹百合保存会」会長の田中房一さんによると、今年は例年より３日早い17日に開花した。19日には３輪が咲いていた。
　国道42号「伊古部西」信号交差点から南約１㌔。案内看板がある。保存会は、管理運営費１００円の協力を求める。
【安藤聡】