バイクで田原・恋路ヶ浜から石川・千里浜へ
100台超がSSTRに参加
日の出が見える海岸を夜明けとともにバイクで出発し、日没までに石川県の千里浜を目指すイベント「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー(SSTR)2022」の最終日が5月28日にあった。田原市伊良湖町の恋路ヶ浜には、100台以上のバイクが集結し、400㌔先のゴールを目指して出発した。
今年10周年を迎えるSSTR。今年は5月21日に始まり、全国で約8800人がエントリーした。
発案はオートバイで南極点や北極点に到達した風間深志さん。パリ・ダカールラリーに日本人ライダーとして初出場した経験から、ダカール(セネガル)の海岸での「ビクトリーラン」の感動を多くの人に味わってもらいたいと立ち上げた。
SSTRの参加条件は①日本海の反対側となる海岸を日の出以降にスタート②運営が指定する道の駅の中に1カ所以上立ち寄る③道の駅や高速道路のパーキング・サービスエリアなどで一定以上の「立ち寄りポイント」をもらう④石川県の「千里浜なぎさドライブウェイ」に同日の日の入りまでに到着する-。タイムや着順を競うものではない。バイカー仲間と親睦を深めながら安全運転でゴールまで到着することが重要だ。
28日の恋路ヶ浜の日の出は午前4時42分。4時頃から、付近の駐車場には続々とバイカーが集まってきた。車体前面にエントリーナンバーを書いたステッカーを張っている。ナンバープレートは練馬、岡崎、石川、浜松などさまざま。同40分までに100台以上のバイクが並んだ。
「渥美半島観光ビューロー」から女性バイカーの岡田美奈さんが参加した。バイク乗りだった「渥美半島とまとランド」の小川浩康さんも応援に駆けつけた。集まったバイカーに、小川さんのミニトマトと「菓子蔵関」が提供した「アサリせんべい」を配った。
岡山県から前日に田原市に入った大橋功さん(64)はバイク歴40年。SSTRは今回が初という。遠くに住むバイク仲間と一緒にエントリーした大橋さんは「無事に事故なくゴールして仲間と出会いたい」と語った。恋路ヶ浜をスタート地点に選んだ理由を「来たことがなかった。博物館を見ていきたかったが、昨日は閉まっていた。また来たい」と話した。
恋路ヶ浜から千里浜までは休憩も入れて6~10時間かかるという。タイムリミットは19時頃。日の出を迎えると、記念撮影を終えた参加者から次々と走り出した。
岡田さんは正午頃、約400㌔を完走しゴールに到着した。現地ではステージイベントが多数開かれ、互いの健闘をたたえるバイカーでにぎわったという。
【岸侑輝】
100台超がSSTRに参加
日の出が見える海岸を夜明けとともにバイクで出発し、日没までに石川県の千里浜を目指すイベント「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー(SSTR)2022」の最終日が5月28日にあった。田原市伊良湖町の恋路ヶ浜には、100台以上のバイクが集結し、400㌔先のゴールを目指して出発した。
今年10周年を迎えるSSTR。今年は5月21日に始まり、全国で約8800人がエントリーした。
発案はオートバイで南極点や北極点に到達した風間深志さん。パリ・ダカールラリーに日本人ライダーとして初出場した経験から、ダカール(セネガル)の海岸での「ビクトリーラン」の感動を多くの人に味わってもらいたいと立ち上げた。
SSTRの参加条件は①日本海の反対側となる海岸を日の出以降にスタート②運営が指定する道の駅の中に1カ所以上立ち寄る③道の駅や高速道路のパーキング・サービスエリアなどで一定以上の「立ち寄りポイント」をもらう④石川県の「千里浜なぎさドライブウェイ」に同日の日の入りまでに到着する-。タイムや着順を競うものではない。バイカー仲間と親睦を深めながら安全運転でゴールまで到着することが重要だ。
28日の恋路ヶ浜の日の出は午前4時42分。4時頃から、付近の駐車場には続々とバイカーが集まってきた。車体前面にエントリーナンバーを書いたステッカーを張っている。ナンバープレートは練馬、岡崎、石川、浜松などさまざま。同40分までに100台以上のバイクが並んだ。
「渥美半島観光ビューロー」から女性バイカーの岡田美奈さんが参加した。バイク乗りだった「渥美半島とまとランド」の小川浩康さんも応援に駆けつけた。集まったバイカーに、小川さんのミニトマトと「菓子蔵関」が提供した「アサリせんべい」を配った。
岡山県から前日に田原市に入った大橋功さん(64)はバイク歴40年。SSTRは今回が初という。遠くに住むバイク仲間と一緒にエントリーした大橋さんは「無事に事故なくゴールして仲間と出会いたい」と語った。恋路ヶ浜をスタート地点に選んだ理由を「来たことがなかった。博物館を見ていきたかったが、昨日は閉まっていた。また来たい」と話した。
恋路ヶ浜から千里浜までは休憩も入れて6~10時間かかるという。タイムリミットは19時頃。日の出を迎えると、記念撮影を終えた参加者から次々と走り出した。
岡田さんは正午頃、約400㌔を完走しゴールに到着した。現地ではステージイベントが多数開かれ、互いの健闘をたたえるバイカーでにぎわったという。
【岸侑輝】