豊橋公園の改称案公募結果 現名称支持が13%で最多

　豊橋市は７日、豊橋公園（今橋町）の新名称公募結果を発表した。吉田城を含む単語を入れた名称が全体の半数に上ったが、13％がいまの「豊橋公園」のままを支持した。市は検討委員会や選定委員会で絞り込み、条例改正などを経て改称する見通し。
　市が５月にウェブサイトや郵送で名称を公募したところ９５１件の応募があり、約４００種類の名称案が集まった。このうち最多は「豊橋公園」の１２２件だった。
　続いて「吉田城址（じょうし）豊橋公園」の98件、「吉田城公園」の60件、「豊橋吉田城公園」46件、「吉田城址公園」の40件と続いた。「穂の国公園」や「「エール公園」などの案もあったという。
　浅井由崇市長は記者会見で「豊橋（公園）と吉田城を組みあわせた名称は３割あり、全体の８割が名称変更に賛同していると分かった」との考えを示した。さらに「豊橋と吉田城を組み合わせることで、市民が慣れ親しんだ豊橋公園の名も残るのではないか」と持論を説いた。
　今後は歴史や地理、まちづくりなどの研究者を含む検討委意見で案を絞り込み、庁内の委員会で選定。条例改正を市議会に諮る。【加藤広宣】