夏の高校野球愛知大会組み合わせ決まる

　「第１０４回全国高等学校野球選手権愛知大会」（７月２日開幕）の抽選会が18日、刈谷市総合文化センターであった。１７５チーム（１８９校）がＡ～Ｈの８ブロックに分かれてのトーナメント。５回戦終了後、改めて抽選がある。順調に進めば決勝は７月30日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで開催される。
　会場は豊橋市民球場をはじめ10球場で。パロマ瑞穂球場で開会式がありシート８校などが参加。春の県大会で優勝した東邦の落合智哉主将が選手宣誓する。同球場での第１試合は名古屋工が富田と対戦する。１～２回戦は一日３試合の日程もあるが、その後は２試合が続く。順調に進めば同17日の大会６日目が３回戦初戦で、第１試合にシード校が一斉に登場する。

継続試合制を今年から導入

　今年から継続試合制度を導入。天候不良などで球審が試合継続不能とした場合、イニングに関係なく翌日以降に勝敗を決める。両チームの出場選手と打撃順は、停止したときと全く同一にしなければならないが、規則によって認められた交代は可能。ただし、継続不能となった試合に出場し、他の選手と交代して退いた選手は継続試合には出場することができない。引き続き、タイブレーク制度は導入する。決勝も同じ。
　東三河からは20チームが出場する。シードの豊川はＣブロック。御津と豊川特別支援は衣台、加茂丘、一色との連合チームで一宮西と対戦する。
　県高野連による各ブロックの展望は以下の通り。
　▽Ａ＝シードは西尾東。強豪の中京大中京や誉が絡み最も激戦区。
　▽Ｂ＝シードは東邦。桜丘と守備力のある刈谷北との対決は注目。
　▽Ｃ＝シードは豊川。豊丘が１回戦の津島北を破れば豊川との東三河対決になる。
　▽Ｄ＝シードは愛知商。豊橋中央と豊田大谷が激突。いいゲームになると見込まれる。
　▽Ｅ＝シードは星城。豊橋工と豊橋商が互いに勝ち進むと東三河対決。
　▽Ｆ＝シードは愛工大名電。豊橋南が順調に勝ち進めば３回戦で小坂井と対戦する。
　▽Ｇ＝シードは愛知啓成。成章は名市工に勝てば２回戦で愛知啓成とぶつかる。また、時習館投手の安田などの投手陣が注目される。
　▽Ｈ＝シードは亨栄。豊橋東が順調に勝ち進めれば５回試合目でシードの享栄と対戦する。
【林大二朗】