豊橋で「平和・共生の鐘」除幕式
豊橋市今橋町の豊橋公園で3日、豊橋ユネスコ協会が設立15周年を記念して建てた「平和・共生の鐘」の塔の完成除幕式があった。出席者らが真新しい鐘を鳴らし、平和への祈りを込めた音色を響かせた。
旧陸軍施設跡の豊橋公園には戦争に関連した遺跡もあり、市に掛け合って4年越しで園内への設置に漕ぎつけた。塔は豊橋空襲を伝える戦災復興記念像の隣に建つ。鐘は原材料の配合を工夫するなど周囲の住宅などへの騒音に配慮した。
この日は浅井由崇市長らのほか、設計した建築家の宮田正人さんら関係者が完成を祝った。序幕には昨年のデザイン公募で入賞した三上凛さん(市立高根小)、井本暁音さんと小林楓さん(花田小)、浜松学芸高校の山田希乃香さん(当時、石巻中)らも参加した。
式後に「『平和・共生の鐘』を鳴らそう会」の初回を開き、公園を訪れた市民らと音色を確かめた。今後は毎年8月の平和を考える集会で「鳴らそう会」を開く予定。
渡辺正会長は「鐘が末永く親しまれ、平和のとりでとなるよう後世に引き継ぎたい。市民や行政など多くの賛同者のおかげ」と感謝した。
山田さんは出来上がった鐘と塔について「騒音に配慮したところに優しさが感じられ、提案の意図が伝わったと思う」と完成を喜んだ。
【加藤広宣】
豊橋市今橋町の豊橋公園で3日、豊橋ユネスコ協会が設立15周年を記念して建てた「平和・共生の鐘」の塔の完成除幕式があった。出席者らが真新しい鐘を鳴らし、平和への祈りを込めた音色を響かせた。
旧陸軍施設跡の豊橋公園には戦争に関連した遺跡もあり、市に掛け合って4年越しで園内への設置に漕ぎつけた。塔は豊橋空襲を伝える戦災復興記念像の隣に建つ。鐘は原材料の配合を工夫するなど周囲の住宅などへの騒音に配慮した。
この日は浅井由崇市長らのほか、設計した建築家の宮田正人さんら関係者が完成を祝った。序幕には昨年のデザイン公募で入賞した三上凛さん(市立高根小)、井本暁音さんと小林楓さん(花田小)、浜松学芸高校の山田希乃香さん(当時、石巻中)らも参加した。
式後に「『平和・共生の鐘』を鳴らそう会」の初回を開き、公園を訪れた市民らと音色を確かめた。今後は毎年8月の平和を考える集会で「鳴らそう会」を開く予定。
渡辺正会長は「鐘が末永く親しまれ、平和のとりでとなるよう後世に引き継ぎたい。市民や行政など多くの賛同者のおかげ」と感謝した。
山田さんは出来上がった鐘と塔について「騒音に配慮したところに優しさが感じられ、提案の意図が伝わったと思う」と完成を喜んだ。
【加藤広宣】