アレルギーっ子の会蒲郡が食物情報提供など呼び掛け

　食物アレルギーの子どもを持つ親でつくる蒲郡の市民グループ「アレルギーっ子の会蒲郡」は、子どもたちに提供される食べ物の原材料表示などアレルギー情報の提供を広く呼びかけている。
　グループは２０１３（平成25）年に結成。市まちづくり事業の助成金を受けて15年度に情報交換会、昨年度は啓発冊子を作成した。
　冊子では食べ物の原材料に症状を引き起こす原因物質が含まれいなｋれば食べられることも添えて周知している。
　蒲郡市民会館で12日夜に行われた市スポーツ少年団本部の総会では大西裕香さんが父母らに向けて講演。食べ物と運動を組み合わせてアレルギー症状が出る事例や、症状を持つ子どもたちへの配慮の方法を説明した。「指導者や世話人にも情報共有が必要です。アレルギーの子どもたちも運動はしたい気持ちは十分にあります」と呼びかけた。
　同グループは今後、市内で開かれる集客イベントの際に出展する飲食関係者にもアレルギー表示の協力を要請していくという。
（安藤聡）