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豊橋の「なかいわた絵手紙サークル」 3年ぶり活動を再開

3年ぶりに再開した「なかいわた絵手紙サークル」=豊橋市東部老人会館で
3年ぶりに再開した「なかいわた絵手紙サークル」=豊橋市東部老人会館で

 豊橋市東部老人会館を拠点とする「なかいわた絵手紙サークル」が3年ぶりに活動を再開させた。「絵手紙サークル」とはいっても、教室でも愛好会でもない。地元民生委員や老人クラブ役員が「高齢者の安否確認や外出促進、生きがいや友人づくりの場を」と立ち上げた異色のサロンだ。
 2009年、独り暮らしのお年寄りが地域に多かったことから、当時の民生委員で、現在世話人代表となっている矢所茂三さんらが会の立ち上げを発案した。下手でも味わいのある「絵手紙」を題材に、月2回の気楽な集まりをスタートさせた。
 必要以上に干渉しないよう心がける。受け付けもしない。絵手紙を描く、おしゃべりに花を咲かせるなど、みんな好きなことをする。「少しでも励みになれば」と定期的に作品展も開いたほか、季節行事、ボランティアにも力を入れた。
 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で活動は中断。高齢者の集まりだけに慎重になり、休止は3年間続いた。ようやくこの2月から「もう一度、初心に戻って頑張ろう」と動き始めることにした。
 目的は「孤独防止」「認知症防止」「穏やかに過ごす」の3点。再開初日は矢所さんを含め、70~80代の8人が参加した。
 「会員の状況把握にも限界があった。残念ながら休止中に亡くなった人、体調を崩して参加できなくなった人もいる。3年はあまりにも長かった」と矢所さん。しかし、今回から参加を決めた人も。「会員が何人集まってくれるか不安だったが、新しい人も来てくれてよかった」と胸をなでおろす。
 初回は会員の石川富江さんがひな人形を題材に、絵手紙の描き方を手ほどき。会話を弾ませながら勉強した。自身も体調を崩していたという矢所さん。「希望があれば展示会も考えたい。心機一転、サークル名を変えるのもいい。これからも地域の高齢者のため、力の続く限り頑張っていきたい」と意気込む。
【田中博子】

 豊橋市東部老人会館を拠点とする「なかいわた絵手紙サークル」が3年ぶりに活動を再開させた。「絵手紙サークル」とはいっても、教室でも愛好会でもない。地元民生委員や老人クラブ役員が「高齢者の安否確認や外出促進、生きがいや友人づくりの場を」と立ち上げた異色のサロンだ。
 2009年、独り暮らしのお年寄りが地域に多かったことから、当時の民生委員で、現在世話人代表となっている矢所茂三さんらが会の立ち上げを発案した。下手でも味わいのある「絵手紙」を題材に、月2回の気楽な集まりをスタートさせた。
 必要以上に干渉しないよう心がける。受け付けもしない。絵手紙を描く、おしゃべりに花を咲かせるなど、みんな好きなことをする。「少しでも励みになれば」と定期的に作品展も開いたほか、季節行事、ボランティアにも力を入れた。
 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で活動は中断。高齢者の集まりだけに慎重になり、休止は3年間続いた。ようやくこの2月から「もう一度、初心に戻って頑張ろう」と動き始めることにした。
 目的は「孤独防止」「認知症防止」「穏やかに過ごす」の3点。再開初日は矢所さんを含め、70~80代の8人が参加した。
 「会員の状況把握にも限界があった。残念ながら休止中に亡くなった人、体調を崩して参加できなくなった人もいる。3年はあまりにも長かった」と矢所さん。しかし、今回から参加を決めた人も。「会員が何人集まってくれるか不安だったが、新しい人も来てくれてよかった」と胸をなでおろす。
 初回は会員の石川富江さんがひな人形を題材に、絵手紙の描き方を手ほどき。会話を弾ませながら勉強した。自身も体調を崩していたという矢所さん。「希望があれば展示会も考えたい。心機一転、サークル名を変えるのもいい。これからも地域の高齢者のため、力の続く限り頑張っていきたい」と意気込む。
【田中博子】

3年ぶりに再開した「なかいわた絵手紙サークル」=豊橋市東部老人会館で
3年ぶりに再開した「なかいわた絵手紙サークル」=豊橋市東部老人会館で

カテゴリー:社会・経済

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