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豊橋市中央図書館に田﨑文庫開設

7日から利用できる「田﨑文庫」=豊橋市中央図書館内で(提供)
7日から利用できる「田﨑文庫」=豊橋市中央図書館内で(提供)

 豊橋市中央図書館は、愛知大学名誉教授の田﨑哲郎氏から寄付を受けた図書4527冊を収めた「田﨑文庫」を7日に開設する。同日から蔵書の閲覧・貸出が可能となる。
 田﨑氏は1934(昭和9)年生まれ。東京大学文学部を卒業、長年、愛知大学の教壇に立ち、現在は同大名誉教授。日本近世史の研究者で、同研究が中央中心であったのに対し、“学問・文化を支えたのは地方”との考え方から、在郷の蘭学者や医師、国学者など、地方知識人の研究を進め、関連する著書も多数ある。
 8年ほど前から同館へ図書寄贈の話があり、少しずつ準備を進め、今回文庫開設の運びとなった。同文庫は同館3階書庫内に設置し、田﨑氏が研究のために集めたという戦前の歴史書を中心とする、江戸後期から平成までの蔵書計4527冊を収めている。
 内訳は総記477冊、哲学387冊、歴史1703冊、社会811冊、自然96冊、工学41冊、産業122冊、芸術161冊、語学26冊、文学675冊、郷土28冊で、主な書籍は「日本思想十六講」(1941年)「ルソー論集」(1970年)「吉田松陰全集」(1935年)「明治文学全集」(1977年)「三河地域史研究」(1995年)など。
 初日の7日から、2階カウンターで申請すれば、閲覧・貸出等の利用ができる。
(田中博子)

 豊橋市中央図書館は、愛知大学名誉教授の田﨑哲郎氏から寄付を受けた図書4527冊を収めた「田﨑文庫」を7日に開設する。同日から蔵書の閲覧・貸出が可能となる。
 田﨑氏は1934(昭和9)年生まれ。東京大学文学部を卒業、長年、愛知大学の教壇に立ち、現在は同大名誉教授。日本近世史の研究者で、同研究が中央中心であったのに対し、“学問・文化を支えたのは地方”との考え方から、在郷の蘭学者や医師、国学者など、地方知識人の研究を進め、関連する著書も多数ある。
 8年ほど前から同館へ図書寄贈の話があり、少しずつ準備を進め、今回文庫開設の運びとなった。同文庫は同館3階書庫内に設置し、田﨑氏が研究のために集めたという戦前の歴史書を中心とする、江戸後期から平成までの蔵書計4527冊を収めている。
 内訳は総記477冊、哲学387冊、歴史1703冊、社会811冊、自然96冊、工学41冊、産業122冊、芸術161冊、語学26冊、文学675冊、郷土28冊で、主な書籍は「日本思想十六講」(1941年)「ルソー論集」(1970年)「吉田松陰全集」(1935年)「明治文学全集」(1977年)「三河地域史研究」(1995年)など。
 初日の7日から、2階カウンターで申請すれば、閲覧・貸出等の利用ができる。
(田中博子)

7日から利用できる「田﨑文庫」=豊橋市中央図書館内で(提供)
7日から利用できる「田﨑文庫」=豊橋市中央図書館内で(提供)

カテゴリー:社会・経済

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