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蒲郡の「平野屋」サウナ施設が大雨被害に

土のうが積まれた共用のサウナラウンジの外気浴=平野屋で
土のうが積まれた共用のサウナラウンジの外気浴=平野屋で
完成時の外気浴場と平野社長=5月1日撮影
完成時の外気浴場と平野社長=5月1日撮影

 蒲郡市三谷町の旅館「平野屋」は、2日の大雨でサウナ施設の一部が被害を受けた。4月に開設したばかりだった。現在は通常営業している。平野寛幸社長は「被害額は2000万円にのぼるのでは」と話した。
 平野社長は新型コロナウイルス禍を機に、団体旅行から個人旅行へ流れが変わっていると分析。旅館は人と人が触れ合う空間を備えている場所だとして、知らない者同士が気軽になじめる空間を提供しようと、心と体がリラックスできるサウナの導入を決めた。内装デザインや「ロウリュ」ができる本格的なヒーター、水風呂、体を冷ます外気浴などにこだわった共用とプライベート用を設置した。
 平野社長によると、2日午後3時頃に利用客から「廊下のカーペットが泥水で汚れている」と通報があった。不審に思い、共用の「ラウンジサウナ」に向かうと脱衣場まで泥が入っているのを見つけた。外の窓を閉めるなどの対応したが、夕方の豪雨で外気浴場の隙間から滝のように水が流れ込んでしまい、浸水被害にあった。
 水が引いた後は、従業員と一緒になって一晩中かかって清掃作業などの片付けに追われた。土のうを設置するなどして、通常営業を始めた。
 平野社長は「観光業は、これからも蒲郡の豊かな自然と付き合っていく必要がある。今後は水害などの対策に心掛けていきたい」と話した。
【林大二朗】

 蒲郡市三谷町の旅館「平野屋」は、2日の大雨でサウナ施設の一部が被害を受けた。4月に開設したばかりだった。現在は通常営業している。平野寛幸社長は「被害額は2000万円にのぼるのでは」と話した。
 平野社長は新型コロナウイルス禍を機に、団体旅行から個人旅行へ流れが変わっていると分析。旅館は人と人が触れ合う空間を備えている場所だとして、知らない者同士が気軽になじめる空間を提供しようと、心と体がリラックスできるサウナの導入を決めた。内装デザインや「ロウリュ」ができる本格的なヒーター、水風呂、体を冷ます外気浴などにこだわった共用とプライベート用を設置した。
 平野社長によると、2日午後3時頃に利用客から「廊下のカーペットが泥水で汚れている」と通報があった。不審に思い、共用の「ラウンジサウナ」に向かうと脱衣場まで泥が入っているのを見つけた。外の窓を閉めるなどの対応したが、夕方の豪雨で外気浴場の隙間から滝のように水が流れ込んでしまい、浸水被害にあった。
 水が引いた後は、従業員と一緒になって一晩中かかって清掃作業などの片付けに追われた。土のうを設置するなどして、通常営業を始めた。
 平野社長は「観光業は、これからも蒲郡の豊かな自然と付き合っていく必要がある。今後は水害などの対策に心掛けていきたい」と話した。
【林大二朗】

土のうが積まれた共用のサウナラウンジの外気浴=平野屋で
土のうが積まれた共用のサウナラウンジの外気浴=平野屋で
完成時の外気浴場と平野社長=5月1日撮影
完成時の外気浴場と平野社長=5月1日撮影

カテゴリー:社会・経済

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