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豊橋豊城中生徒が張り子の面作り

張り子のお面作りを始めた生徒ら=豊橋市立豊城中学校で
張り子のお面作りを始めた生徒ら=豊橋市立豊城中学校で
豊橋竹とんぼの会が用意した張り子のお面=同
豊橋竹とんぼの会が用意した張り子のお面=同

 「豊橋鬼祭」「祇園まつり」など校区で受け継がれている伝統文化に関わろうと、豊橋市立豊城中学校の生徒らが、豊橋の郷土玩具で知られる「赤鬼」「天狗」など張り子のお面を作り始めた。伝統文化の継承として取り組み、同校が進めている「プロジェクト-継(KEI)」の一つ。
 張り子のお面は、鬼祭会場の露店で売られていたが、作っていた市内の男性が2年ほど前に引退し、売られなくなったという。お面作りを途絶えさせないよう、郷土玩具の愛好者らでつくる「豊橋竹とんぼの会」が技術を学んで受け継いでいる。
 お面を作り始めたのは生徒有志の15人。竹とんぼの会のメンバーに指導を受け、2月の鬼祭で展示するため「赤鬼」「天狗」「おかめ」「鍾馗」を製作する。
 初回となった6月中旬。用意されたお面の型に和紙を貼る作業を進めた。ハサミを使わず、手で切った和紙を型に貼りつけ、スプーンや手で伸ばしながらきれいに仕上げていった。
 この日は、竹とんぼの会から竹本富士夫さんら4人が手助け。「仕上げはお化粧をするみたいに和紙をピタッと貼る」などと助言し、生徒たちの和紙貼りに「きれい。上手だな」と感心していた。
 2年の河合功一郎さんは「いろいろな工程があるので、気を抜くと失敗してしまう。丈夫なお面ができるように」と期待を込めて話した。
 お面は乾燥させ、今後、着色など9月下旬までに3回の活動を行う。
 伝統文化の継承では、鬼祭のほか、別の生徒たちが7月の祇園まつり、人形浄瑠璃(吉田文楽)にも関わる。自分たちの校区を知り、関わる生徒を育て、継承にもつなげる目的だ。
 豊城中が実施している「プロジェクト-継(KEI)」は、この伝統文化の継承と地域貢献、国際交流の取り組みが柱。国際交流では、豊橋市の友好都市・中国南通市にあり、同中と文化交流の調印を交わしている南通第1中学校と美術交流を実施する。
(中村晋也)

 「豊橋鬼祭」「祇園まつり」など校区で受け継がれている伝統文化に関わろうと、豊橋市立豊城中学校の生徒らが、豊橋の郷土玩具で知られる「赤鬼」「天狗」など張り子のお面を作り始めた。伝統文化の継承として取り組み、同校が進めている「プロジェクト-継(KEI)」の一つ。
 張り子のお面は、鬼祭会場の露店で売られていたが、作っていた市内の男性が2年ほど前に引退し、売られなくなったという。お面作りを途絶えさせないよう、郷土玩具の愛好者らでつくる「豊橋竹とんぼの会」が技術を学んで受け継いでいる。
 お面を作り始めたのは生徒有志の15人。竹とんぼの会のメンバーに指導を受け、2月の鬼祭で展示するため「赤鬼」「天狗」「おかめ」「鍾馗」を製作する。
 初回となった6月中旬。用意されたお面の型に和紙を貼る作業を進めた。ハサミを使わず、手で切った和紙を型に貼りつけ、スプーンや手で伸ばしながらきれいに仕上げていった。
 この日は、竹とんぼの会から竹本富士夫さんら4人が手助け。「仕上げはお化粧をするみたいに和紙をピタッと貼る」などと助言し、生徒たちの和紙貼りに「きれい。上手だな」と感心していた。
 2年の河合功一郎さんは「いろいろな工程があるので、気を抜くと失敗してしまう。丈夫なお面ができるように」と期待を込めて話した。
 お面は乾燥させ、今後、着色など9月下旬までに3回の活動を行う。
 伝統文化の継承では、鬼祭のほか、別の生徒たちが7月の祇園まつり、人形浄瑠璃(吉田文楽)にも関わる。自分たちの校区を知り、関わる生徒を育て、継承にもつなげる目的だ。
 豊城中が実施している「プロジェクト-継(KEI)」は、この伝統文化の継承と地域貢献、国際交流の取り組みが柱。国際交流では、豊橋市の友好都市・中国南通市にあり、同中と文化交流の調印を交わしている南通第1中学校と美術交流を実施する。
(中村晋也)

張り子のお面作りを始めた生徒ら=豊橋市立豊城中学校で
張り子のお面作りを始めた生徒ら=豊橋市立豊城中学校で
豊橋竹とんぼの会が用意した張り子のお面=同
豊橋竹とんぼの会が用意した張り子のお面=同

カテゴリー:地域・教育 / 芸能・文化

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