豊橋商業高校弓道部員ら全国大会の決意

　この夏の全国高校総合体育大会（インターハイ）や全国大会に出場する県立豊橋商業高校弓道部と珠算・電卓部、簿記部の生徒らが11日、豊橋市役所を訪れ、佐原光一市長に健闘を誓った。
　インターハイでは、仙台市で８月１日に開催される弓道競技女子個人に３年・渡邉諒子さん。珠算・電卓部は、３年・朝倉知奈さんが東京都内で同日開かれる全国高校珠算・電卓競技大会に出る。簿記部は、ともに３年の間野春菜さんと岡本奈々さん、片桐晴香さん、安部汐香さんが、都内で今月16日にある全国高校簿記コンクールに挑む。
　弓道部のインターハイは、女子個人では４年ぶり17回目。渡邉さんは県大会で優勝し、出場権を獲得した。女子団体は３位で逃したため「悔しさをバネに出られなかった仲間の分まで頑張り、自分ができる限りの順位を目指したい」と抱負を述べた。
　珠算・電卓部で主将を務める朝倉さんは、県予選２位で全国の切符を手にした。団体はライバル・愛知商業に敗れ２位、全国を逃し、朝倉さんは「部員の悔しい思いをぶつけてきたい」と意欲を燃やす。
　簿記部の４人は、県予選で団体２位となり、全国へ駒を進めた。間野さんは個人２位、岡本さんは４位。優勝を目標に掲げる全国大会に向け、４人は「練習の成果を出せるよう頑張りたい」と意気込みを示した。
　佐原市長は「全ての力を出し切る大会にしてほしい。良い報告を待っています」と活躍に期待を寄せた。
（中村晋也）