新城市若者議会がマニフェスト大賞で受賞

　新城市の15歳から19歳までの若者たちでつくる同市若者議会の取り組みが、第11回マニフェスト大賞（同賞実行委員会主催）で部門第１位となる最優秀シチズンシップ推進賞を受賞した。昨年度から市政へ若者のためになる政策を市長に提案、予算化を受けて施設整備も行われるなど画期的な取り組みとして評価された。
　若者議会は世界で“新城”の意味があるニューキャッスルアライアンスという会議で、欧州でユース議会があることに触発され、新城で始まった。昨年度から20人を委員に、現在２期生が活動。１期生を再任して助言者となって、組織の継続に役立てている。
　予算１０００万円を財源に若者が政策提言を行い、昨年度１期生が提言した防災意識向上▽健康づくり▽高齢者との交流▽図書館の機能向上▽若者議会ＰＲ▽情報共有スペース設立－の６事業は今年度に事業化。来場者が少なかった図書館２階の展示スペースは学生の勉強スペースなど多目的機能にリノベーションした。
　今月10、11の両日にシチズンシップ推進賞など７部門で優秀賞に選ばれた団体と個人でプレゼンテーションが行われ、２期生の村松里恵議長（16）＝県立豊橋商高１＝が発表した。
　受賞後初の会合となった21日夜には図書館２階に集まった委員らに村松議長は「とても緊張しました。すごく良い経験になりました」と報告した。
　村松議長は「受賞はうれしい。１期生の活動が評価されたと思う。私は代表して受け取っただけです」と語った。
（安藤聡）