鈴木亜由子選手の両親へ寄せ書き贈る

　英国・ロンドンで４日に開幕する世界陸上の女子１万㍍と５０００㍍に出場する豊橋市出身の鈴木亜由子選手（25）＝日本郵政グループ＝を応援しようと、鈴木選手の母校、県立時習館高校の陸上部ＯＢでつくる「陸友会」が、現役の陸上部員らと記した寄せ書きを両親に贈った。
　同会の兵藤重二会長と幹事の村田修さん、広中英太郎さんが７月31日、豊橋市内の父・伸幸さんが営む「鈴木米穀店」を訪問し、届けた。
　寄せ書きは縦１・１㍍、横１・８㍍の大きさ。同校卒業生で完和萬染（同市中柴町）の杉江秀介さん（87）が作った。
　時習館の校章の周りに「力を出し切ってください」「入賞を期待しています」「ベストの走りを」などと部員、ＯＢのメッセージが並ぶ。
　母・由美子さんと兄が、寄せ書きを持って６日早朝（日本時間）の１万㍍決勝の応援に駆け付ける。
　昨年のリオデジャネイロ五輪は、けがを抱えての出場だった。両親、兵藤さんらＯＢ３人は「万全な体調で無事にスタートラインに立ってもらえれば」と口をそろえた。
　５０００㍍の予選は11日（同）、決勝は14日（同）に行われる。

　豊橋市は、鈴木選手を応援するため、市役所東館１階市民ロビーでパブリックビューイングを実施する。
　１万㍍決勝は６日午前４時10分から。５０００㍍は予選が11日午前２時半、決勝は14日午前３時35分からで、決勝に進出した場合に行う。
（中村晋也）