ええじゃないか宣言が決定

　豊橋市の官民でつくる「ええじゃないか魂創出協議会」（会長・佐藤元英豊橋商工会議所副会頭）は18日、幕末に豊橋から起こった民衆運動「ええじゃないか」から１５０年の節目に合わせ、検討していた「ええじゃないか宣言」を決定した。10月20日には１５０年記念サミットを開催し、宣言を発表、翌日から開幕する豊橋まつりで本格的にＰＲしていく。
　史実によると、１８６７年７月、伊勢神宮のお札が豊橋に降ったことから「ええじゃないか」は始まり、その民衆のエネルギーが全国に伝わり、各地で騒動が起こった。間もなく明治時代が幕開けし、江戸から明治へと時代の変革を後押した。
　宣言では、こうした時代背景をもとに今再び豊橋から世界に向けて宣言するとし、「明日を拓く熱意の伝播、歴史を動かす力の増幅、ええじゃないかは次代をつくる原動力」とした。
　一方、10月20日の１５０年記念サミットはホテルアソシア豊橋で開催。市二川宿本陣資料館の和田実学芸専門員が基調講演し、引き続き「ええじゃないか」を冠した活動を展開している各地の団体によるパネルディスカッションで意見交換する。このあと「ええじゃないか宣言」を発表する。
自由に聴講でき、無料。
　サミット後、パネリストも迎え、豊橋まつり前夜祭が行われる。
（中村晋也）