初開催「とよかわまつり動画試写会」

　豊川市観光協会（日比嘉男会長）は26日、とよかわＭＡＴＳＵＲＩプロジェクトの一環で、市内に伝わる祭りの魅力を伝える「とよかわまつり動画試写会」を市民プラザ（諏訪３）で初開催し、約80人が参加した。
　動画は市内各地に伝わる39の祭事を、地元の映像制作会社「三河国」の協力で、協会スタッフらが撮影した動画を編集して約30分にまとめた。
　ナレーションは、豊川市出身で市観光大使にも任命されているＺＩＰ－ＦＭのラジオＤＪ・小林拓一郎さんが担当。春夏秋冬の季節ごとにそれぞれの祭りの伝統や特徴を説明している。
　牛久保の「うなごうじ祭り」こと若葉祭や、砥鹿神社例大祭の流鏑馬（やぶさめ）、豊川稲荷の大祭の他、御津町のいか祭りやどんき、為当稲荷神社の花の撓（とう）大祭といった珍しい祭事も紹介された。
　小林さんが司会を務める毎年３月のいなりんピックや、東三河ふるさと公園でのふるさと春まつりなどの近年始まったイベントも盛り込まれた。この日夜に近隣の市野球場で開かれた豊川手筒祭りも紹介され、そのまま会場へ向かう家族連れもいた。
　市の宣伝部長・いなりんも登場し、来場者にはうちわとノートをプレゼント。名古屋市から来た近藤紗未さん（11）は「手筒花火は知っていたけど、豊川にこんなにいっぱい祭りがあるなんてびっくりした。（善住禅寺の）コバノミツバツツジまつりを見に行きたい」と話した。
（由本裕貴）