10日に衆院選公示

　第48回衆議院議員総選挙が10日、公示される。東三河の愛知14区、15区は、それぞれ自民、希望、共産の公認候補が立候補する見通しだ。14区、15区とも３人が予定し、少数激戦となりそう。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の衆院選で、若者の投票も注目される。22日に投票、即日開票される。
　衆院は９月28日、解散された。安倍晋三首相は、消費税増収分の使い道の変更などについて民意を問うとする一方、野党は「大義がない」などと批判、首相の政治姿勢も問われる。
　解散から投開票まで１カ月を切る短期決戦の中、旧民進で希望の２人は今月３日に公認が決定したばかり。立候補を予定者の各陣営は準備に慌ただしい。
　主に豊川市、蒲郡市、新城市が対象の愛知14区に出馬を予定しているのは、自民前職の今枝宗一郎氏（33）と、希望新人の田中克典氏（43）、共産新人の金原信之氏（57）。
　今枝氏は３期目の挑戦となるほか、田中氏は前衆院議員の鈴木克昌氏からバトンを受けた新人。金原氏も国政初挑戦となる。
　公示の10日は今枝氏の陣営は午前11時から豊川市豊が丘町の事務所、田中氏の陣営は午前10時から同市新豊町の事務所、金原氏の陣営は午前11時から同市伊奈町の事務所で出発式を開く。
　一方、豊橋、田原両市の愛知15区は、自民前職の根本幸典氏（52）、希望新人の関健一郎氏（39）、共産新人の野澤康幸氏（29）が立候補を予定している。
　根本氏は３期目を目指し、関氏は前回に津続いて挑戦。野澤氏は初めて国政に挑む。
　10日は、根本氏の陣営が午前10時から豊橋市西幸町の事務所、関氏の陣営は午前10時半から豊橋駅前、野澤氏の陣営は午前11時から同市大橋通３の事務所で出発式を行い、第一声を放つ。
（取材班）