県産廃協会東三河支部が田原で不法投棄ごみ撤去

　廃棄物処理関係業者などでつくる県産業廃棄物協会東三河支部（松井忠博支部長）は26日、田原市小中山町地内で不法投棄撤去作業をした。
　年に１度実施している定例の清掃活動で、今年は不法投棄により大量のごみが手付かずの状態だったという同町立馬崎の一部を対象とした。
　場所は、雑木林に囲まれた舗装がされていないあぜ道の斜面。重機を出動させ、会員約60人と市職員、地元の自治会関係者ら合わせて70人近くが協力し、のり面に分け入って不法投棄されたあらゆるごみを引き上げた。空き缶やビンなど生活系のごみをはじめ、炊飯器やテレビ、冷蔵庫、扇風機、チャイルドシートなど雑多で、外見的に捨てられて日の浅いものも数多く確認された。
　この日は約80㌔サイズの運搬袋を60袋と４㌧車２台分を撤去し、作業後、松井支部長は「少しでも不法投棄が減り、適正処理が浸透するように活動を続けていきたい」とした。
　地元住民は「人為的なごみばかり。これだけの人が協力してくれて撤去されたので、二の舞にならないよう行政に力を借りながら捨てさせないような環境をつくって対策をしていきたい」と話した。
（千葉敬也）