世界新城ユース会議でシンポジウム

　世界にある“新しい城”を意味する11都市の若者たちが集まる「世界新城ユース会議」は10日、新城市の新城文化会館でシンポジウムを行った。海外10カ国と同市の若者と、地元の大人ら１３０人が参加。共通イベントの開催や、各都市で共同した行動を起こすなどまちづくりを考えた。
　同市は世界の“新しい城”の都市と連盟を結んでおり、２年に１度各都市の代表者が欧米の各都市を会場で会議を開いている。若者たちのユース部門はこれまで会議の分科会として行われたが、今回初めて独立して開催した。
　参加者は、６グループに分かれて若者向けのまちづくりについて意見交換。「“新しい城”どうしの街を行き来するためのアプリケーションを開発して旅行促進」や「加盟都市の文化を紹介するイベント」「夏休み期間の１週間で音楽フェスティバル」など提案。人気投票を行った。
　最後に大学１年の加瀬川雄貴さんが「国を超えて世代を超えて若い世代がそれぞれのまちを引っ張っていきます」と日本語と英語で行動宣言を述べた。
　同市では来年10月に「世界新城アライアンス会議」が開かれる。
（安藤聡）