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来春開校へ作手小の新校歌が完成

 過疎化が進む新城市作手地区(旧南設楽郡作手村)に、来年4月1日、新設の「作手小学校」が開校する。2013年春に仮開設された、同小学校北校舎(旧菅守小・開成小)と南校舎(旧協和小・巴小)が統合するもので、これに合わせて先月、待望の新校歌が完成した。16日午後1時50分から北校舎体育館で、両校舎児童全員による初の合同練習がある。指導するのは、作曲を委ねられた創作あそび作家で、NHK Eテレでも“遊びの達人”としておなじみの谷口國博(通称・たにぞう)さんだ。
 児童減少による統廃合で誕生した作手小学校(安形博校長)は現在、児童数89(北校舎47人・南校舎42人)のミニスクール。児童たちは開校以来、それまで歌っていた出身4校の校歌が歌えず、開校当初の校長がつくったという「愛唱歌」を代替校歌として口ずさんでいる。
 旧作手村役場跡に新しい小学校が開校するのをにらみ、地域住民らが14年度末に「校歌制定委員会」(会長=柴田由紀子・元開成小学校長、15人)を発足。今回の校歌づくりに取り組んできた。まず15年度末、全国公募で寄せられた校歌歌詞案44点の中から、岩手県在住の小野寺満さんの作品「幸せのとき」を採用。これに曲を付けた谷口さんは、作手地区のまちおこしイベント「つくで森の音楽祭」に何度も出演しており、東京都八王子市ソング「ぼくらの八王子」などもつくっていることから、白羽の矢が立った。
 注目の新校歌は、児童たちの練習を経て、2月4日に南校舎体育館で初披露される。それまで歌詞も楽譜も正式発表しないという。ある小学校教諭によると、歌詞は3番まであり「作手高原のすがすがしさが感じられる、きれいなメロディー」という。もっと子どもたちの元気を表現するようにと、谷口さんに頼んで曲を書き直してもらったというエピソードもある。安形校長は「(校歌を歌うことで)子供たちがふるさと作手を愛し、歌い続け、地域を大切にする心をはぐくんでほしい」と期待をかけている。
(藤田彰彦)

 過疎化が進む新城市作手地区(旧南設楽郡作手村)に、来年4月1日、新設の「作手小学校」が開校する。2013年春に仮開設された、同小学校北校舎(旧菅守小・開成小)と南校舎(旧協和小・巴小)が統合するもので、これに合わせて先月、待望の新校歌が完成した。16日午後1時50分から北校舎体育館で、両校舎児童全員による初の合同練習がある。指導するのは、作曲を委ねられた創作あそび作家で、NHK Eテレでも“遊びの達人”としておなじみの谷口國博(通称・たにぞう)さんだ。
 児童減少による統廃合で誕生した作手小学校(安形博校長)は現在、児童数89(北校舎47人・南校舎42人)のミニスクール。児童たちは開校以来、それまで歌っていた出身4校の校歌が歌えず、開校当初の校長がつくったという「愛唱歌」を代替校歌として口ずさんでいる。
 旧作手村役場跡に新しい小学校が開校するのをにらみ、地域住民らが14年度末に「校歌制定委員会」(会長=柴田由紀子・元開成小学校長、15人)を発足。今回の校歌づくりに取り組んできた。まず15年度末、全国公募で寄せられた校歌歌詞案44点の中から、岩手県在住の小野寺満さんの作品「幸せのとき」を採用。これに曲を付けた谷口さんは、作手地区のまちおこしイベント「つくで森の音楽祭」に何度も出演しており、東京都八王子市ソング「ぼくらの八王子」などもつくっていることから、白羽の矢が立った。
 注目の新校歌は、児童たちの練習を経て、2月4日に南校舎体育館で初披露される。それまで歌詞も楽譜も正式発表しないという。ある小学校教諭によると、歌詞は3番まであり「作手高原のすがすがしさが感じられる、きれいなメロディー」という。もっと子どもたちの元気を表現するようにと、谷口さんに頼んで曲を書き直してもらったというエピソードもある。安形校長は「(校歌を歌うことで)子供たちがふるさと作手を愛し、歌い続け、地域を大切にする心をはぐくんでほしい」と期待をかけている。
(藤田彰彦)

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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