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肝臓入りフグ切り身販売で保健所調査

店舗の立ち入り調査をした県豊川保健所職員ら=蒲郡市形原町で
店舗の立ち入り調査をした県豊川保健所職員ら=蒲郡市形原町で

 県豊川保健所は16日、有毒部位の肝臓が入ったフグ切り身を販売していた蒲郡市形原町のスーパータツヤを食品衛生法に基づいて立ち入り調査した。県によると同店では15日にヨリトフグを仕入れ、加工した5パックを販売。うち3パックを回収、残り2パックは購入者から消費済みだったと連絡があり、健康被害はないという。県は今後、店に対して再発防止策など指導していく。
 この日午後1時、職員3人が同店を訪れ、鈴木辰治社長(76)らから販売状況を聞き取ったほか、調理場や陳列棚などを見て回り、午後5時15分まで調べた。
 フグの肝臓を食べた場合、しびれ、運動まひなどの神経症状が現れる可能性があり、重篤な場合は呼吸停止で死亡することがあるという。食品衛生法上では販売が禁止されている。
 県によると15日午後に消費者から県豊川保健所蒲郡分室に「スーパータツヤで購入したフグのパックに肝臓が入っている」との連絡があった。
 調査結果では同店のフグ処理師は「ヨリトフグの肝臓は無毒であり、販売しても差し支えないと認識していた」という。16日にも別の消費期限とする肝臓入り切り身パックを同店で購入した人から2件(3パック)あったという。
 県は、従前から有毒部位の肝臓入り切り身を売っていたと認識し、今後は販売しないよう再発防止策を同店に求めた。
 立ち入り調査後、鈴木社長は報道陣に対し、「迷惑をかけたことはおわびしたい」と陳謝した。また「以前からヨリトフグ(の肝臓)は安全だと聞いていたから正月前後の鍋物として販売していた」と話した。

 県豊川保健所は16日、有毒部位の肝臓が入ったフグ切り身を販売していた蒲郡市形原町のスーパータツヤを食品衛生法に基づいて立ち入り調査した。県によると同店では15日にヨリトフグを仕入れ、加工した5パックを販売。うち3パックを回収、残り2パックは購入者から消費済みだったと連絡があり、健康被害はないという。県は今後、店に対して再発防止策など指導していく。
 この日午後1時、職員3人が同店を訪れ、鈴木辰治社長(76)らから販売状況を聞き取ったほか、調理場や陳列棚などを見て回り、午後5時15分まで調べた。
 フグの肝臓を食べた場合、しびれ、運動まひなどの神経症状が現れる可能性があり、重篤な場合は呼吸停止で死亡することがあるという。食品衛生法上では販売が禁止されている。
 県によると15日午後に消費者から県豊川保健所蒲郡分室に「スーパータツヤで購入したフグのパックに肝臓が入っている」との連絡があった。
 調査結果では同店のフグ処理師は「ヨリトフグの肝臓は無毒であり、販売しても差し支えないと認識していた」という。16日にも別の消費期限とする肝臓入り切り身パックを同店で購入した人から2件(3パック)あったという。
 県は、従前から有毒部位の肝臓入り切り身を売っていたと認識し、今後は販売しないよう再発防止策を同店に求めた。
 立ち入り調査後、鈴木社長は報道陣に対し、「迷惑をかけたことはおわびしたい」と陳謝した。また「以前からヨリトフグ(の肝臓)は安全だと聞いていたから正月前後の鍋物として販売していた」と話した。

店舗の立ち入り調査をした県豊川保健所職員ら=蒲郡市形原町で
店舗の立ち入り調査をした県豊川保健所職員ら=蒲郡市形原町で

カテゴリー:社会・経済

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