文字の大きさ

東京の花店主ら田原の生産現場を視察

花店の店主らに栽培過程などを説明する大羽さん(中央)=田原市赤羽根地区で
花店の店主らに栽培過程などを説明する大羽さん(中央)=田原市赤羽根地区で

 地元特産の花きを売り込もうと、田原市は19日、首都圏の花店や市場関係者らを迎えて市内の生産現場を視察してもらう日帰りツアーを開催した。
 過去、市が取り組んできた事業などでかかわりがあり、東京都内などで花店を営む店主ら6人が参加。赤羽根や八王子、小塩津地区のほ場、共同集荷場を巡り、栽培過程や出荷状況などについて理解を深めた。
 赤羽根地区では、菊農家・大羽宗正さん(67)が手掛けるピンポンマムの温室を視察。大羽さんと参加者は、作り手と売り手の立場から、花の需要や消費の将来性などについて語り合った。
 視察後、渋谷区で花店を経営する男性(70)は「愛知の花は伝統も歴史もあり、評価は高い。ただ、産地として“渥美半島”という名前はある程度認知されているが、“田原市”の知名度は弱い」という。目黒区に花店を構える男性(46)は「ピンポンマムはポップで可愛らしい見た目で売りやすい。コンビニで抱き合わせとしての売り方もあるかもしれない」と話した。
 大羽さんは「日本は国柄的に馴染みがないが、海外のように花を贈る文化が定着していけばいい」と花の消費向上に向けて期待を寄せた。
(千葉敬也)

 地元特産の花きを売り込もうと、田原市は19日、首都圏の花店や市場関係者らを迎えて市内の生産現場を視察してもらう日帰りツアーを開催した。
 過去、市が取り組んできた事業などでかかわりがあり、東京都内などで花店を営む店主ら6人が参加。赤羽根や八王子、小塩津地区のほ場、共同集荷場を巡り、栽培過程や出荷状況などについて理解を深めた。
 赤羽根地区では、菊農家・大羽宗正さん(67)が手掛けるピンポンマムの温室を視察。大羽さんと参加者は、作り手と売り手の立場から、花の需要や消費の将来性などについて語り合った。
 視察後、渋谷区で花店を経営する男性(70)は「愛知の花は伝統も歴史もあり、評価は高い。ただ、産地として“渥美半島”という名前はある程度認知されているが、“田原市”の知名度は弱い」という。目黒区に花店を構える男性(46)は「ピンポンマムはポップで可愛らしい見た目で売りやすい。コンビニで抱き合わせとしての売り方もあるかもしれない」と話した。
 大羽さんは「日本は国柄的に馴染みがないが、海外のように花を贈る文化が定着していけばいい」と花の消費向上に向けて期待を寄せた。
(千葉敬也)

花店の店主らに栽培過程などを説明する大羽さん(中央)=田原市赤羽根地区で
花店の店主らに栽培過程などを説明する大羽さん(中央)=田原市赤羽根地区で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR