セントレアの観光動画で豊川市が世界へ魅力PR

　豊川市が新たなシティセールス推進事業の一環で、７月から常滑市の中部国際空港（セントレア）の大型モニター「セントレアＳＯＲＡビジョン」で、市内の観光情報などの魅力を収録したプロモーション動画を流す。東三河の自治体では初の取り組みで、国際線も就航する同空港で「豊川市」を世界へＰＲする。
　配信するプロモーション動画は企画部秘書課が制作を担当。内容や時間などは現在調整中だが、祭りや名所、地域資源など、市内の魅力が短時間で周知できる動画になる見通し。手筒煙火や豊川稲荷、桜の花見スポットや豊川いなり寿司などが盛り込まれそうだ。
　企画案の一つで挙がっているのが春夏秋冬の季節ごとに紹介する動画で、市が保有するドローン（無人航空機）を使って自然の風景などを撮影した動画も使用する予定。町内会加入世帯に毎月配布している「広報とよかわ」で、動画の中で紹介する協賛企業も募っていく。
　セントレアＳＯＲＡビジョンは空港の４階イベントプラザに設置。飲食店や衣料品店などが並ぶスカイタウンの中央に位置し、連日大勢の人の目に入る。豊川市の動画は一日に複数回上映される見通しで、国内だけでなく、海外からの旅行客にも豊川の魅力を周知し、市内への来訪者の増加につなげる。市外でＰＲ動画を流すのは初めてで、ＳＯＲＡビジョンでＰＲ動画を流す自治体は東三河で初めてとなる。
（由本裕貴）