7月デビュー ガールズケイリン3選手

　豊橋競輪場で17日、女子競輪「ガールズケイリン」選手として７月にデビューする日本競輪選手会愛知支部所属で豊橋をホームバンクにする３人が紹介され、ファンの前で初々しく決意を述べた。
　田中千尋（20）＝豊橋市出身、當銘（とめ）直美（21）＝磐田市出身、吉田夢姫（20）＝大分県杵築市出身＝の３選手で、豊橋競輪などが女子選手育成として実施している「ガールズケイリン育成プロジェクト」（Ｔ－ＧＵＰ）に参加していた。日本競輪学校を卒業、晴れて競輪選手となった。
　この日は、家族らも見守る場内のイベントステージに登場、花束などを受け取った。
　田中選手は７月17日に高知でデビュー戦、同28日にはホームの豊橋で出場する。「自力を出せるいい選手になりたい」と抱負を述べた。當銘選手は「豊橋競輪を盛り上げられるよう頑張ります」と意気込み、「デビュー戦では１着を取れるよう仕上げていきます」と意欲を見せた。吉田選手は「力強い走りができる選手に」と目標を話し「全力で挑み、着に絡めるよう練習を頑張ります」と誓った。
　Ｔ－ＧＵＰは、ガールズケイリンを盛り上げるとともに、豊橋をホームバンクにする女子選手を育成し、競輪ファンを広げる目的で２０１３（平成25）年度から始まった。デビューする３人を含め９人が競輪選手となった。
（中村晋也）