イベントへ田原福江中生徒が「つるし飾り」作り

　田原市立福江中学校（久瀬正弘校長）のボランティア団体「ドリームの会」に所属する生徒らが20日、２～３月に開催される「福江＊つるし飾りロード」で福江地区の店舗や民家の軒先に吊るす「つるし飾り」の制作を始めた。
　活動は同校の「美しいふるさとと渥美を愛する心を育む『福中まちづくりプロジェクト』」の一環として、２０１３（平成25）年度にスタート。同市福江町を流れる免々田川沿いの「菜の花・桜まつり」と同時に、地域の子どもらが手作りした「つるし飾り」などを飾り、街中を盛り上げるとともに、地域への愛着を育てようと行われている。
　この日は、同校の木工室・金工室で同会の１～３年生約１３０人が、田原市にちなんだスイカやイチゴ、アサリ、花などを紙粘土で作り、赤い紐に取り付けた。
　小学校の時から「つるし飾り」作りに参加している３年の神谷里奈さんは「きょうは、楽しく作ることができた」という。「観光客の人たちに作品を見てもらって、活動のことを知ってもらいたい。子どもとたくさんの地元の人が協力して、地域を盛り上げようと頑張っています」と話した。
　生徒らは９月になってから、思い思いの色を塗って「つるし飾り」を完成させる。
（井嶋義典）