議員インターンの大学生が山脇豊川市長表敬

　若者の政治参加を促すＮＰＯ法人「ドットジェイピー」による大学生向けの議員インターンシッププログラムが豊川市で行われており、16日は市役所で山脇実市長や野本逸郎議長への表敬訪問があった。
　今月から９月末までの研修に参加しているのは、豊川市在住の後藤彰仁さん（名古屋大１）、細野拓磨さん（南山大１）、豊橋市の山口星（しょう）さん（愛知大１）の３人。受け入れ担当の豊川市議・早川喬俊氏（41＝とよかわ未来）と共に、すでに豊川海軍工廠（しょう）平和公園でのイベントや平和記念式典、市民病院の納涼盆踊りなどの市内の行事に参加し、他の議員との交流も通して地方政治に触れている。
　３人とも法学部在籍で、将来は公務員志望。後藤さんは「労働問題に関心がある。研修を通して問題の発見能力と課題の解決能力を高めたい」と意気込み、細野さんは「地元が大好きなので、もっと中の部分を見たい。社会人のマナーや積極性を体得したい」。山口さんも今月末から予定する議会傍聴に「市の政治の中身を知れる貴重な機会だと思う」と見据えた。
　全国の学生を対象に政治と社会のつながりを学んでもらおうと半年に１回実施しており、愛知支部内では名古屋市や西尾市、岡崎市でも学生を受け入れている。
　当時１期目の２０１４（平成26）年春にも受け入れた早川氏は、豊川市には20、30代の市議がいないことを挙げて「若者の政治参加を促すためにも、ぜひ将来は議員を目指してほしい」と３人に期待した。
（由本裕貴）