お盆休みの「ナイトZOO」人出好調

　豊橋総合動植物公園で実施されている夜間開園「ナイトＺＯＯ（ズー）」の人出が好調だ。お盆休み（８月11日～19日）の入園者数（速報値）は、１日平均４２８７人で、特に14日は６２１２人を記録、ともに過去最多となった。ナイトズーは今週末、９月も開催される。
　今年は、見物できる動物園エリアの拡大、催しの充実などを図った。記録的な猛暑が続き、屋外施設は敬遠されがちだが、暑さ和らぐ夜ということもあってか、人出が伸びた。
　同公園によると、お盆休みの入園者数は、15日が雨で中止となったため８日間で３万４２９６人。前年より２日間少ないが、３５８９人（11・７％）の増加だった。１日平均は、前年比１２１６人（39・６％）増の４２８７人となった。
　増加の主な要因として、ライオン、トラ、リスザルも見られるようにした動物園エリアの拡大・回遊性の向上や、展望塔にサーカスと花火の美しい映像が映し出さるプロジェクションマッピング、屋台が並ぶグルメガーデンの充実、大道芸人らパフォーマーの登場が挙げられている。
　一方、同公園は広告など積極的なＰＲも展開。東三河や浜松地域にナイトズーの開催チラシを新聞折込広告で配布したほか、“駅ジャック”と銘打って豊橋駅東西自由連絡通路にナイトズーのＰＲフラッグを初めて掲げるなどして宣伝している。
　同公園は、ナイトズー後半に向け「入園者数が増えても、エリアの拡大で回遊性がよくなり、快適に園内を巡れます。開催日の好天を祈りながら、たくさんのお客さんを迎えたい」と話している。
　今後、25・26日と、９月23日までの土・日曜、祝日に開催。開園時間は午後５時から同９時までで、昼間の営業は午後４時で一度閉める。入園料は大人１２００円、小・中学生６００円、遊園地乗り放題で、駐車場は無料。
　夜間開園は古くから実施され、13年ほど前からは遊園地に一部の動物園エリアを開園するなどの形となり、動物園エリアの半分が開園するようになった昨年から「ナイトＺＯＯ」の名称に変更された。
（中村晋也）