文字の大きさ

2017年の東三河②豊川市 全容現す「平和公園」

造成工事が進む豊川市平和公園の整備地=豊川市穂ノ原3で
造成工事が進む豊川市平和公園の整備地=豊川市穂ノ原3で

 今年の豊川市は、文化・スポーツの分野で新たな進展が期待される。旧豊川海軍工廠(しょう)跡地で整備が進められている「豊川市平和公園(仮称)」は来春までの完成に向けて、その全貌を披露することになりそうだ。
 平和公園は2018年度の開園を目指し、穂ノ原3の名古屋大学宇宙地球環境研究所豊川分室の敷地のうち、約3㌶で整備工事中。防空壕(ごう)や火薬庫などの遺構の保存や交流施設などを設置し、米軍の空襲で2500人以上が亡くなった悲劇を後世に伝える。すでに施設の実施設計や不発弾を調査する磁気探査、造成工事が進められており、4月からはいよいよ施設の建設が始まる。
 市は園内や戦争遺跡の解説、工廠従事者の日記や体験者の手記を紹介するボランティアガイドを公募。5月から来年2月までの養成講座で育成する予定で、合わせて平和交流館で計画する「体験談を聴く会」の語り部も募っている。
 また、赤塚山公園(市田町)の市民のスクエアで進められているグラウンドの人工芝整備が、3月に完工。春からは主にサッカーの試合や大会などが再開される予定だ。
 市は4月の新年度から、副市長を新たに1人置く。国や県とパイプ役となる人材を外部から起用し、主にハード事業の担当として都市基盤整備のさらなる推進を図る。特に早期完成が待たれる国道23号・蒲郡バイパスでは、御津高校の下を通る「豊沢トンネル」の掘削工事が始まる。長草町に建設中のごみや刈り草などの資源化施設は3月に完工予定だ。
 この他、全小中学校の普通教室へのエアコン設置は、先に中学校から設置を開始。一律500円で受診できるがんのワンコイン検診もスタートする。
(由本裕貴)

 今年の豊川市は、文化・スポーツの分野で新たな進展が期待される。旧豊川海軍工廠(しょう)跡地で整備が進められている「豊川市平和公園(仮称)」は来春までの完成に向けて、その全貌を披露することになりそうだ。
 平和公園は2018年度の開園を目指し、穂ノ原3の名古屋大学宇宙地球環境研究所豊川分室の敷地のうち、約3㌶で整備工事中。防空壕(ごう)や火薬庫などの遺構の保存や交流施設などを設置し、米軍の空襲で2500人以上が亡くなった悲劇を後世に伝える。すでに施設の実施設計や不発弾を調査する磁気探査、造成工事が進められており、4月からはいよいよ施設の建設が始まる。
 市は園内や戦争遺跡の解説、工廠従事者の日記や体験者の手記を紹介するボランティアガイドを公募。5月から来年2月までの養成講座で育成する予定で、合わせて平和交流館で計画する「体験談を聴く会」の語り部も募っている。
 また、赤塚山公園(市田町)の市民のスクエアで進められているグラウンドの人工芝整備が、3月に完工。春からは主にサッカーの試合や大会などが再開される予定だ。
 市は4月の新年度から、副市長を新たに1人置く。国や県とパイプ役となる人材を外部から起用し、主にハード事業の担当として都市基盤整備のさらなる推進を図る。特に早期完成が待たれる国道23号・蒲郡バイパスでは、御津高校の下を通る「豊沢トンネル」の掘削工事が始まる。長草町に建設中のごみや刈り草などの資源化施設は3月に完工予定だ。
 この他、全小中学校の普通教室へのエアコン設置は、先に中学校から設置を開始。一律500円で受診できるがんのワンコイン検診もスタートする。
(由本裕貴)

造成工事が進む豊川市平和公園の整備地=豊川市穂ノ原3で
造成工事が進む豊川市平和公園の整備地=豊川市穂ノ原3で

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR