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豊川のJR愛知御津駅 9月1日に130周年記念行事

戦火を免れ、戦後復興に貢献した愛知御津駅(御津町制五十年写真集より)
戦火を免れ、戦後復興に貢献した愛知御津駅(御津町制五十年写真集より)
駅から出征する男性。背後に「御油」と書かれている(同)
駅から出征する男性。背後に「御油」と書かれている(同)

 豊川市御津町のJR愛知御津駅で、9月1日に開業130周年記念イベントが開かれる。市内では最も歴史のある鉄道駅で、地元住民ら参加による行事が企画されている。
 待合室の改札口付近に記念ポスターや昔の駅舎、懐かしい車両の写真を展示する他、記念スタンプを設置。構内の跨(こ)線橋には地元の園児らが描いた電車の絵が展示され、記念植樹も予定されている。
 同駅は1888(明治21)年9月1日、新橋と神戸を結ぶ東海道鉄道の駅として、当時の西方村に開業。東海道御油宿(御油町)への交通の要衝として「御油駅」と名付けられた。駅前には豊川稲荷西方遥拝所があり、全国から訪れる参拝客を迎える“玄関口”として親しまれた。戦後すぐに愛知御津駅と改称されたが、駅西側にある踏切は今も「御油踏切」の名前を残している。
 戦時中には地元から出征する男たちを見送る場となり、1945(昭和20)年8月7日の豊川海軍工廠(しょう)空襲では、御津町も米軍B29による爆撃を受けて住民らが犠牲となったが、駅は戦火を免れた。
 長い歴史を誇る愛知御津駅は昨年10月1日から集中旅客サービスシステム導入に伴い、完全無人駅となった。駅の利便性と周辺の交通事情の改善を図り、地元住民らによる「愛知御津駅周辺まちづくり協議会」は駅に南北連絡通路を設ける橋上化を求めて活動している。
(由本裕貴)

 豊川市御津町のJR愛知御津駅で、9月1日に開業130周年記念イベントが開かれる。市内では最も歴史のある鉄道駅で、地元住民ら参加による行事が企画されている。
 待合室の改札口付近に記念ポスターや昔の駅舎、懐かしい車両の写真を展示する他、記念スタンプを設置。構内の跨(こ)線橋には地元の園児らが描いた電車の絵が展示され、記念植樹も予定されている。
 同駅は1888(明治21)年9月1日、新橋と神戸を結ぶ東海道鉄道の駅として、当時の西方村に開業。東海道御油宿(御油町)への交通の要衝として「御油駅」と名付けられた。駅前には豊川稲荷西方遥拝所があり、全国から訪れる参拝客を迎える“玄関口”として親しまれた。戦後すぐに愛知御津駅と改称されたが、駅西側にある踏切は今も「御油踏切」の名前を残している。
 戦時中には地元から出征する男たちを見送る場となり、1945(昭和20)年8月7日の豊川海軍工廠(しょう)空襲では、御津町も米軍B29による爆撃を受けて住民らが犠牲となったが、駅は戦火を免れた。
 長い歴史を誇る愛知御津駅は昨年10月1日から集中旅客サービスシステム導入に伴い、完全無人駅となった。駅の利便性と周辺の交通事情の改善を図り、地元住民らによる「愛知御津駅周辺まちづくり協議会」は駅に南北連絡通路を設ける橋上化を求めて活動している。
(由本裕貴)

戦火を免れ、戦後復興に貢献した愛知御津駅(御津町制五十年写真集より)
戦火を免れ、戦後復興に貢献した愛知御津駅(御津町制五十年写真集より)
駅から出征する男性。背後に「御油」と書かれている(同)
駅から出征する男性。背後に「御油」と書かれている(同)

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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