東海理化が13大会ぶり社会人野球日本選手権出場

　11月１日開幕の「第44回社会人野球日本選手権大会」（京セラドーム大阪）に13大会ぶりに出場する豊川市の東海理化硬式野球部は18日、市役所で山脇実市長を表敬訪問した。
　東海理化は東海地区予選の初戦で新日鐵住金東海ＲＥＸを相手に４点ビハインドを跳ね返すなど打ち勝ち、２勝を挙げて出場権をつかんだ。全国大会は２０１１年の都市対抗以来となる。昨年11月にコーチから昇格した奥山博之監督（44）は「投打がかみ合い、結果だけでなく内容もよかった」と振り返った。
　春に完成した室内練習場も活用しながら強化に取り組み、ベテラン川脇輝生投手（34）と２年目の立野和明投手（20）を軸とする投手陣に、新人も加わったつなぐ打線で、創部以来一度も挙げていない全国大会での初勝利を目指す。
　11月２日の初戦の相手は、元プロ投手３人を擁する室蘭シャークス（北海道）だ。奥山監督は「もちろん優勝を狙うが、選手たちがまたこの舞台に立ちたいと思うような大会にして、来年の都市対抗予選にもつなげたい」と意気込んだ。前回の選手権を経験したのは川脇投手のみ。今月30日には試合会場で事前練習を行うが、指揮官は「ガチガチに緊張するのは目に見えているので、いかにリラックスさせられるか」と見据えた。
（由本裕貴）