蒲郡市がドローンでのレスキューリクエスト訓練

　蒲郡市は、ドローン（小型無人航空機）によるレスキューリクエスト訓練を同市旭町の市役所庁舎で行った。上空を飛ぶドローンに向けて避難者や緊急を要する人数を示し、画像を受信した陸上で操縦する人が把握できるかを確認した。
　同市は昨年10月１日に災害時に被災現場の情報を確認しようとビルメンテナンス会社・共同メンテナンス（同市拾石町）とドローンを用いた情報収集連携協定を締結。効果ある活用をしようと今年度には上空のドローンやヘリコプター向けに情報伝達する専用のシート（横２・44㍍、縦90㌢）を購入した。
　訓練は16日に実施。同市職員や共同メンテナンス社員らが参加した。
　ドローンは駐車場から離陸。本館３階屋上（地上10・65㍍）部分に置いたシートの数字が読み取れるのかを確認した。
　同市防災課は「今回はシートを中層階の屋上に設置して行ったが、ドローンは２００㍍まで飛ぶことができると聞くため、高度を上げた場合も確認したい」と話した。
（安藤聡）