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JA豊橋トマト部会が天皇杯受賞

まだ名前がついていない品種のトマトを実験的に育て、意見交換する部会員たち=豊橋市伊古部町で
まだ名前がついていない品種のトマトを実験的に育て、意見交換する部会員たち=豊橋市伊古部町で

 豊橋市のJA豊橋トマト部会(大竹浩史会長)は、農林水産業者・団体の最高の栄誉である今年度天皇杯(園芸部門)を受賞することが決まり、23日、東京都渋谷区の明治神宮会館で開かれる農林水産祭式典で表彰される。
 同部会は、部会員149戸、経営面積50・5㌶の東海地域最大級の冬春トマト生産者団体で、民間企業と共同で低コスト溶液栽培システムを開発、普及することで採算性を大幅に向上させ、16年間で売上を倍増させている。また、消費者ニーズを捉えたブランド化により、4種類のトマトを生み出す販売戦略などの取り組みが評価された。
 トマトの種類は、手詰め作業をする糖度9以上の「麗」、7度以上の「美」、6度以上の「愛」と機械で詰める6度以上の「希(のぞみ)」がある。同じ品種でも、育て方により姿、形が異なるため、部会内では統一した規格で生産できるよう情報交換を欠かさない。
 大竹会長は「新しいもの、未知のものに向かう時、1人ではうまくいかない。10人がいろんなことをすると、10年分のデータになる。うまくいった人のまねをし、維持向上に努めている」と話した。
(小島幸子)

 豊橋市のJA豊橋トマト部会(大竹浩史会長)は、農林水産業者・団体の最高の栄誉である今年度天皇杯(園芸部門)を受賞することが決まり、23日、東京都渋谷区の明治神宮会館で開かれる農林水産祭式典で表彰される。
 同部会は、部会員149戸、経営面積50・5㌶の東海地域最大級の冬春トマト生産者団体で、民間企業と共同で低コスト溶液栽培システムを開発、普及することで採算性を大幅に向上させ、16年間で売上を倍増させている。また、消費者ニーズを捉えたブランド化により、4種類のトマトを生み出す販売戦略などの取り組みが評価された。
 トマトの種類は、手詰め作業をする糖度9以上の「麗」、7度以上の「美」、6度以上の「愛」と機械で詰める6度以上の「希(のぞみ)」がある。同じ品種でも、育て方により姿、形が異なるため、部会内では統一した規格で生産できるよう情報交換を欠かさない。
 大竹会長は「新しいもの、未知のものに向かう時、1人ではうまくいかない。10人がいろんなことをすると、10年分のデータになる。うまくいった人のまねをし、維持向上に努めている」と話した。
(小島幸子)

まだ名前がついていない品種のトマトを実験的に育て、意見交換する部会員たち=豊橋市伊古部町で
まだ名前がついていない品種のトマトを実験的に育て、意見交換する部会員たち=豊橋市伊古部町で

カテゴリー:社会・経済

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