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新アリーナ核のまちづくり計画 豊橋市が中間報告

 豊橋市は30日、策定を進めている「新アリーナを核としたまちづくり基本計画」を中間報告として市議会総務・建設消防委員会連合審査会で説明した。新アリーナの建設候補地は豊橋公園内の芝生広場で、影響が生じる園内施設の整備の考え方も示した。新アリーナの興行来場者用駐車場は設けない方向で、テニスコートは大会などが可能な面数を公園以外の場所に再整備する方向でそれぞれ検討する。
 同基本計画は、新アリーナを整備した場合のまちづくりの指針となり、公園内の施設などの整備や、来場者の動線計画の方向性も打ち出す。
 公園内の駐車場については、現在ある施設の利用者や障害者らが利用可能な駐車場を確保し、市側は「現在の約400台、同程度を考えたい」と述べた。
 興行開催時の来場者用駐車場は、園内に十分なスペースがない上、渋滞による周辺環境への影響も考えられ、設けない方向で検討する。
 テニスコートは現在、園内に硬式2面、軟式12面の計14面あるが、アリーナ整備で影響を受けるため、市側は「公園以外の所にある程度の面積を確保。園内は縮小するが、市内の総数は(現行を)維持する」との考えを示した。
 男子プロバスケットボールBリーグの三遠ネオフェニックスのホームアリーナ・市総合体育館の現状については、計画の中で、老朽化に伴う大規模改修が必要とする一方、豊橋駅から5㌔という立地で来場者の交通手段が主に自家用車で観戦後は直接帰宅する人が多いと分析。市側は「経済効果は限定的で、見る環境が整っていない。今後、スポーツをする拠点にしていく」と述べた。
 地区体育館なども含めた市内の既存施設と新アリーナの役割分担に関しては「まちづくり計画とは別に来年度以降に示す」と答弁。質問した市議は「それでは全体像が見えない。早急に、今年度中に示すべき」と求めた。
 基本計画では、新アリーナが、スポーツを「する」「観(み)る」「支える」人々の交流・連携の場となり、スポーツ以外にもコンサート、展示会など多目的に活用できる施設のため、基本理念に「新アリーナによる新たな価値の創造」を掲げた。
 基本方針には「スポーツを『する』・『観る』環境の整備」「スポーツを『支える』人づくり」「まちなかのにぎわう創出」を据えた。
(中村晋也)

 豊橋市は30日、策定を進めている「新アリーナを核としたまちづくり基本計画」を中間報告として市議会総務・建設消防委員会連合審査会で説明した。新アリーナの建設候補地は豊橋公園内の芝生広場で、影響が生じる園内施設の整備の考え方も示した。新アリーナの興行来場者用駐車場は設けない方向で、テニスコートは大会などが可能な面数を公園以外の場所に再整備する方向でそれぞれ検討する。
 同基本計画は、新アリーナを整備した場合のまちづくりの指針となり、公園内の施設などの整備や、来場者の動線計画の方向性も打ち出す。
 公園内の駐車場については、現在ある施設の利用者や障害者らが利用可能な駐車場を確保し、市側は「現在の約400台、同程度を考えたい」と述べた。
 興行開催時の来場者用駐車場は、園内に十分なスペースがない上、渋滞による周辺環境への影響も考えられ、設けない方向で検討する。
 テニスコートは現在、園内に硬式2面、軟式12面の計14面あるが、アリーナ整備で影響を受けるため、市側は「公園以外の所にある程度の面積を確保。園内は縮小するが、市内の総数は(現行を)維持する」との考えを示した。
 男子プロバスケットボールBリーグの三遠ネオフェニックスのホームアリーナ・市総合体育館の現状については、計画の中で、老朽化に伴う大規模改修が必要とする一方、豊橋駅から5㌔という立地で来場者の交通手段が主に自家用車で観戦後は直接帰宅する人が多いと分析。市側は「経済効果は限定的で、見る環境が整っていない。今後、スポーツをする拠点にしていく」と述べた。
 地区体育館なども含めた市内の既存施設と新アリーナの役割分担に関しては「まちづくり計画とは別に来年度以降に示す」と答弁。質問した市議は「それでは全体像が見えない。早急に、今年度中に示すべき」と求めた。
 基本計画では、新アリーナが、スポーツを「する」「観(み)る」「支える」人々の交流・連携の場となり、スポーツ以外にもコンサート、展示会など多目的に活用できる施設のため、基本理念に「新アリーナによる新たな価値の創造」を掲げた。
 基本方針には「スポーツを『する』・『観る』環境の整備」「スポーツを『支える』人づくり」「まちなかのにぎわう創出」を据えた。
(中村晋也)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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