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来夏に超小型衛星打ち上げ目指す愛知工科大

超小型衛星の説明をする西尾教授=蒲郡市西迫町で
超小型衛星の説明をする西尾教授=蒲郡市西迫町で

 蒲郡市西迫町の愛知工科大学は、来年夏以降に10㌢立方の超小型衛星の打ち上げを計画している。宇宙空間で発光させて人工の星とするほか、映像を地球に送ってVR(バーチャルリアリティ、仮想現実)による宇宙空間づくりに役立てていく。
 取り組むのは工学部電子制御・ロボット工学科の西尾正則教授(61)のグループ。大きさは1辺が10㌢の立方体で、内外に通信装置や小型カメラを搭載させる。国際宇宙ステーションに運んで放出する計画だ。
 ミッションでは地上から肉眼で見ることができるLED発光で人工の星とするほか、全方位カメラを備えて地球・宇宙まるごと撮影としている。
 中でも人工の星について西尾教授は「地上から光の点滅を確認し、人に伝えたいメッセージを宇宙から光で送る」として、光通信の実用化試験などの応用も考えている。
 さらに衛星からの映像を受信して同大学で他の研究チームと連携してVR体験用にも役立てていくとしている。
 製作は学生たちで行っていくが、「オール蒲郡で行いたい」として13日夜には市内の鉄工業者を招いて製作協力を依頼した。西尾教授は「普段の業務とは違う技術を試すことができる。製作に取り組めば宇宙関連の製品に取り組んだという経験値が得られる」と説明した。
 同大学はこれまで他の大学と連携して2010年5月の「UNITEC-1」など衛星プロジェクト開発に取り組んできたが、単独では初めてという。
(安藤聡)

 蒲郡市西迫町の愛知工科大学は、来年夏以降に10㌢立方の超小型衛星の打ち上げを計画している。宇宙空間で発光させて人工の星とするほか、映像を地球に送ってVR(バーチャルリアリティ、仮想現実)による宇宙空間づくりに役立てていく。
 取り組むのは工学部電子制御・ロボット工学科の西尾正則教授(61)のグループ。大きさは1辺が10㌢の立方体で、内外に通信装置や小型カメラを搭載させる。国際宇宙ステーションに運んで放出する計画だ。
 ミッションでは地上から肉眼で見ることができるLED発光で人工の星とするほか、全方位カメラを備えて地球・宇宙まるごと撮影としている。
 中でも人工の星について西尾教授は「地上から光の点滅を確認し、人に伝えたいメッセージを宇宙から光で送る」として、光通信の実用化試験などの応用も考えている。
 さらに衛星からの映像を受信して同大学で他の研究チームと連携してVR体験用にも役立てていくとしている。
 製作は学生たちで行っていくが、「オール蒲郡で行いたい」として13日夜には市内の鉄工業者を招いて製作協力を依頼した。西尾教授は「普段の業務とは違う技術を試すことができる。製作に取り組めば宇宙関連の製品に取り組んだという経験値が得られる」と説明した。
 同大学はこれまで他の大学と連携して2010年5月の「UNITEC-1」など衛星プロジェクト開発に取り組んできたが、単独では初めてという。
(安藤聡)

超小型衛星の説明をする西尾教授=蒲郡市西迫町で
超小型衛星の説明をする西尾教授=蒲郡市西迫町で

カテゴリー:社会・経済

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