豊橋創造大でプロジェクト活動成果発表会

　豊橋市牛川町の豊橋創造大学で15日、同大経営学部によるプロジェクト活動成果発表会が開かれ、３年生30人が地元企業と連携して地域の課題解決に取り組んだ１年を振り返った。
　プロジェクトは２０１２（平成24）年度から始め、今年度は蒲郡市竹島水族館をＰＲする新規企画を含む五つのグループが実施した。
　豊橋総合動植物公園（のんほいパーク）の情報が届きにくい若者への広報活動を中心に行う、活動７年目の「のんほいパーク盛り上げ隊！」は、ＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）の活用工夫例を報告。２年前に動画共有サービス「ユーチューブ」で配信したライオンの夫婦の動画が今年度、インドで話題となり急激にフォロワーが増加したことを踏まえ、３年の加茂聖さん（21）は「継続的な活動の大切さを実感した」と振り返った。
　２０２０年に必修化されるプログラミング教育に向け、小・中学生、高校生を対象としたプログラミング体験会や教職員講習会、週２日の教室を地元企業と開催したグループは、受講者が年々増えている現状を説明した。また、ファミリー層が多い竹島水族館で大学生の来場者増加を目指すチームは、アンケート調査から課題を抽出。日帰り温泉や飲食店の情報などを含めた観光マップを作り、「水族館を中心に蒲郡の各所にも行きたくなるよう工夫を凝らした」と報告した。
（飯塚雪）