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愛知県知事選 大村氏が3選

花束を手に喜ぶ大村氏=名古屋市内の事務所で
花束を手に喜ぶ大村氏=名古屋市内の事務所で

 任期満了に伴う県知事選挙は3日投票、即日開票され、現職の大村秀章氏(58)=無所属、自民県連、立憲、国民、公明推薦=が、新人で県労働組合総連合議長の榑松佐一氏(62)=無所属、共産推薦=を大差で破り、3回目の当選を果たした。
 今回の知事選は、現職と新人の一騎打ちで、前回選挙と同じ構図だが、2期8年の大村県政に対する事実上の“信任投票”の様相が強く、当初から盛り上がりに欠けた。
 大村氏は、2期8年の実績を前面に押し出し、共産党を除く県議会全会派の推薦を受けてリニア新幹線の2027年開業を見据えたまちづくりや日本1を誇る産業、経済のさらなる発展、ジブリパーク構想の実現などを訴えた。
 また、榑松氏は大型開発を見直し、福祉、医療、教育を充実。「誰でも普通の暮らしができる県政」を訴え、共産党支持層だけでなく、無党派層や批判票の取りまとめを狙った。しかし、300を超える団体などからの支援を取り付けた大村陣営には及ばず、切り崩すことはできなかった。
 選挙権年齢の18歳引き下げで注目された投票率は、争点に乏しく、選択肢の少ない選挙とあって、両陣営とも若者の多い名古屋市内の名古屋駅前や栄、大須などの繁華街に主力を置き、投票を呼び掛けにもかかわらず、今一つ伸びなかった。
(後藤康之)

 任期満了に伴う県知事選挙は3日投票、即日開票され、現職の大村秀章氏(58)=無所属、自民県連、立憲、国民、公明推薦=が、新人で県労働組合総連合議長の榑松佐一氏(62)=無所属、共産推薦=を大差で破り、3回目の当選を果たした。
 今回の知事選は、現職と新人の一騎打ちで、前回選挙と同じ構図だが、2期8年の大村県政に対する事実上の“信任投票”の様相が強く、当初から盛り上がりに欠けた。
 大村氏は、2期8年の実績を前面に押し出し、共産党を除く県議会全会派の推薦を受けてリニア新幹線の2027年開業を見据えたまちづくりや日本1を誇る産業、経済のさらなる発展、ジブリパーク構想の実現などを訴えた。
 また、榑松氏は大型開発を見直し、福祉、医療、教育を充実。「誰でも普通の暮らしができる県政」を訴え、共産党支持層だけでなく、無党派層や批判票の取りまとめを狙った。しかし、300を超える団体などからの支援を取り付けた大村陣営には及ばず、切り崩すことはできなかった。
 選挙権年齢の18歳引き下げで注目された投票率は、争点に乏しく、選択肢の少ない選挙とあって、両陣営とも若者の多い名古屋市内の名古屋駅前や栄、大須などの繁華街に主力を置き、投票を呼び掛けにもかかわらず、今一つ伸びなかった。
(後藤康之)

花束を手に喜ぶ大村氏=名古屋市内の事務所で
花束を手に喜ぶ大村氏=名古屋市内の事務所で

カテゴリー:政治・行政

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