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豊橋鬼祭で赤鬼位置確認できるアプリ開発

スマホで赤鬼などの居場所を確認できる「おにどこ」=豊橋技術科学大学で
スマホで赤鬼などの居場所を確認できる「おにどこ」=豊橋技術科学大学で

 豊橋市で受け継がれている伝統の豊橋鬼祭が10日から始まる。豊橋技術科学大学の研究室などが、鬼祭で街を移動する赤鬼などの位置を確認できるアプリを開発、最終日の11日にスマートフォンなどで無料利用できるようにした。
 情報技術を専門にする大村廉講師、建築設計情報学の水谷晃啓講師の研究室などが、昨年に続いて実証実験として実施する。地域の伝統文化をIT(情報技術)でどう活性化できるかを主な研究目的にしている。
 鬼祭は安久美神戸神明社の例祭で、11日はハイライトの「赤鬼と天狗のからかい」が行われる。このあと、氏子町内を練り歩く赤鬼と天狗を、住民が寒い中でいつやって来るのか待ち、観光客もどこにいるのか探す。
 このため、鬼の付き添い人にGPS(全地球測位システム)を付け、赤鬼と天狗の位置をマップ上で可視化したシステム「おにどこ」を開発、スマートフォンやパソコンですんなり居場所を見つけられるようにした。
 今年は、使い勝手の向上などを目指し、システムを改定、スマホ向けの専用のアプリを作った。11日午後3時から日にちが変わるまで、提供する。移動ルートが分かるほか、赤鬼と天狗が立ち寄る場所、時間も確認できる。
 昨年は延べ約2000人が利用。実施したアンケートでは、9割強の人から「便利だった」「祭を楽しむのに役立つ」と好評で、「(次も)おにどこを使用したいと思う」と回答が寄せられた。地元だけでなく、名古屋、大阪、東京と遠方の人も利用。「かつて鬼祭に参加していた人が、遠方からマップを見て想像して楽しんでいた」という。
 「おにどこ」で検索し、ダウンロードできる。伝統文化のITによる活性化のほか、大村講師や水谷講師は「ITを取り込むことでどのような変化があるのかなども探りたい」と話している。
 また、今後の継続的な実施のため、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングで運営資金を募集。研究費だけでは続けていくのが難しく、目標額の40万円が集まっている。
(中村晋也)

 豊橋市で受け継がれている伝統の豊橋鬼祭が10日から始まる。豊橋技術科学大学の研究室などが、鬼祭で街を移動する赤鬼などの位置を確認できるアプリを開発、最終日の11日にスマートフォンなどで無料利用できるようにした。
 情報技術を専門にする大村廉講師、建築設計情報学の水谷晃啓講師の研究室などが、昨年に続いて実証実験として実施する。地域の伝統文化をIT(情報技術)でどう活性化できるかを主な研究目的にしている。
 鬼祭は安久美神戸神明社の例祭で、11日はハイライトの「赤鬼と天狗のからかい」が行われる。このあと、氏子町内を練り歩く赤鬼と天狗を、住民が寒い中でいつやって来るのか待ち、観光客もどこにいるのか探す。
 このため、鬼の付き添い人にGPS(全地球測位システム)を付け、赤鬼と天狗の位置をマップ上で可視化したシステム「おにどこ」を開発、スマートフォンやパソコンですんなり居場所を見つけられるようにした。
 今年は、使い勝手の向上などを目指し、システムを改定、スマホ向けの専用のアプリを作った。11日午後3時から日にちが変わるまで、提供する。移動ルートが分かるほか、赤鬼と天狗が立ち寄る場所、時間も確認できる。
 昨年は延べ約2000人が利用。実施したアンケートでは、9割強の人から「便利だった」「祭を楽しむのに役立つ」と好評で、「(次も)おにどこを使用したいと思う」と回答が寄せられた。地元だけでなく、名古屋、大阪、東京と遠方の人も利用。「かつて鬼祭に参加していた人が、遠方からマップを見て想像して楽しんでいた」という。
 「おにどこ」で検索し、ダウンロードできる。伝統文化のITによる活性化のほか、大村講師や水谷講師は「ITを取り込むことでどのような変化があるのかなども探りたい」と話している。
 また、今後の継続的な実施のため、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングで運営資金を募集。研究費だけでは続けていくのが難しく、目標額の40万円が集まっている。
(中村晋也)

スマホで赤鬼などの居場所を確認できる「おにどこ」=豊橋技術科学大学で
スマホで赤鬼などの居場所を確認できる「おにどこ」=豊橋技術科学大学で

カテゴリー:芸能・文化 / イベント

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